2009.09.29 TUE
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クライマックスシリーズのマジックを「3」としたソフトバンク。今日から敵地・Kスタ宮城に乗り込み、0.5ゲーム差で迫りくる3位・楽天との4連戦。2位攻防の大事な戦いに臨みます。
その初戦の先発マウンドには、2試合の中継ぎ登板を挟み、約2週間ぶりに先発復帰した和田。その和田が1回のピンチを無失点で切り抜けると、直後の2回に打線が楽天先発・岩隈を攻め立てます。スタメン・多村のアクシデントにより、急遽1回から守備に就いていた明石が、2死からレフト線へのチーム初ヒットとなる3塁打を放つと、続く長谷川・田上が連続タイムリー2塁打。この回2死からの3連打で幸先良く2点を先制し、和田を援護します。
しかし3回、簡単に2死を取った和田が、その後ヒットや四球などで満塁のピンチを背負い、山崎武に押し出し四球。1点を返され、楽天に1点差に迫られてしまいます。
それでも5回、ソフトバンク打線が再び奮起し、先頭・川崎の2塁打から1死3塁のチャンス。ここで続く小斉の放ったゴロを2塁手にバックホームされるも、3塁ランナー・川崎がタッチを上手くかいくぐり生還。記録は相手のフィルダースチョイスとなり、1点を追加すると、更に2死2塁1塁で松中がセンター前タイムリーでこの回計2点。すると勢いに乗る打線は、続く6回にも田上が初球を振り抜き、センターバックスクリーン右へチーム単独トップの第24号ソロ。更に1点を追加し、楽天を突き放します。
ところが4点リードに変わったその裏、和田がリズムを乱してしまい、宮出のタイムリーで1点を失うと、更に1死満塁から渡辺直に犠牲フライ。この回計2失点で2点差に縮められ、6回を投げ抜いたところで和田は降板。7回から継投に入ったソフトバンク。しかし、2番手・水田が山崎武にレフトスタンドへ同点となる第37号2ランを打たれ、試合は振り出しに。するとその後9回から登板した4番手・馬原が、1死3塁とサヨナラの大ピンチ。ここで続く山崎武・草野を四球で歩かせ、満塁策をとったソフトバンク。続くセギノールを1塁ゴロ・ホームゲッツーで凌ぎ、チーム一丸の気迫の守備で絶体絶命のピンチを脱します。
試合はソフトバンク今季16度目の延長戦。ピンチを切り抜けた直後の延長10回表。先頭・川崎が四球で出ると、続く松田の送りバントがキャッチャーへのファウルフライ。しかし、これに川崎がタッチアップから好走塁で2塁を陥れると、続く森本が右中間突破の勝ち越しタイムリー3塁打。再びリードを奪うと、なおも1死3塁から相手ワイルドピッチで更に1点。この回計2点の勝ち越しに成功し、その裏の反撃を馬原が1点で抑えたソフトバンク。大事な楽天4連戦の初戦、全員野球で延長戦をモノにし、苦しみながらも1点差で勝利を飾りました。
2ケタ・12安打を放った打線は、明石が2本の3塁打を含む3安打・猛打賞と大活躍。更にいぶし銀・森本が決勝タイムリーを放つなど、勝負強さが光るソフトバンク。今日4位の西武が敗れたため、これでクライマックスシリーズのマジックは「1」と出場権獲得に王手。
わずかに残る逆転優勝への希望も失わず、強い気持ちを結集させ、残り5試合を全力で駆け抜けたいところです。

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