2009.10.04 SUN
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一昨日、2位・楽天との試合が雨天中止となり、また昨日の試合でその楽天が西武に勝利したため、2位とのゲーム差が「1」に広がってしまった3位・ソフトバンク。今日は札幌ドームに乗り込み、すでに今季の勝ち越しを決めている日本ハムとの最終戦。2位奪還へ向け、目の前の勝利を是が非でも収めたいところです。
その試合の先発は、対日本ハム戦を今季3勝1敗と相性のいい大隣。その大隣は力強いストレートとキレのあるスライダーで打たせて取り、立ち上がりの1・2回を無失点と順調な滑り出し。
早めに試合の主導権を握りたいソフトバンクは3回、日本ハム先発・武田勝から、先頭・明石のヒット、更に川崎の送りバントなどで2死2塁のチャンス。ここで本多がレフトの頭上を越えるタイムリー2塁打を放ち、1点を先制。ソフトバンク、本多の3試合連続打点となる一打で欲しかった先制点を挙げ、まずは試合の流れを引き寄せます。
すると大隣が、打線の援護に応え直後の3回裏を三者凡退に封じ、続く4回も簡単に2死。しかし、続くスレッジのピッチャーゴロを、大隣が1塁へ悪送球。自らのエラーでランナーを許してしまうと、これでリズムを崩してしまった大隣は、ヒットと四球で2死満塁のピンチ。ここで打席の鶴岡にはストレートが入らず、まさかの押し出し四球で同点。更に金子誠にセンター前タイムリー、続く田中賢にもレフト前へ2点タイムリーを打たれ、この回計4失点。踏ん張ることが出来ず逆転を許してしまった大隣は、ここで無念の降板となってしまいます。
中盤で3点差を追う展開となったソフトバンク。それでも大隣の後を継いだ水田・森福・藤岡が、5・6回を無失点で抑える見事な継投リレー。これで再び勢いを呼び込むと、打線は7回に川崎・松田の連打などで1死3塁2塁。ここで本多のピッチャーゴロの間に1点を奪い返し、2点差に詰め寄ります。
そして7回裏から、マウンドには9月26日以来の登板となった5番手・攝津。その攝津は久々の登板にも関わらず、安定感抜群の投球で7回を無失点で乗り切ると、8回も簡単に三者凡退。チームの反撃ムードを一気に加速させます。
この流れを大事に9回の逆転劇を巻き起こしたいところ。しかしその想いも日本ハムの守護神・武田久の前に抑えられてしまい、打線は三者凡退と沈黙。ソフトバンク、掴みかけた流れを取り戻せず、痛恨の逆転負けを喫し、日本ハムとの今季最終戦は白星で飾ることが出来ませんでした。
これで日本ハムとの今季対戦成績は12勝11敗1分。更に今日2位の楽天も敗れたため、首位・日本ハムの優勝マジックは「1」。ソフトバンク、2位とのゲーム差は「1」と変わらず、次は本拠地・ヤフードームにオリックスを迎えてのホーム最終戦。クライマックスシリーズを本拠地で開催すべく必ず勝利で沸かせ、大勢のファンの前で今シーズンの集大成を見せたいものです。

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