2009.10.11 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2
0
0
0
2
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
R
H
5
11
0
6

 

ソフトバンク、今季レギュラーシーズンの最終戦は、Kスタ宮城で2位・楽天とのまさにクライマックスシリーズ・第1ステージ前哨戦。何としても勝利で締め、ここでいい流れを作っておきたいところです。
その試合でソフトバンクは1回、川崎・松田の連打で1死3塁2塁とすると、小久保のショートゴロの間に1点を奪い、続くオーティズのライト前タイムリーで更に1点追加。この回計2点を先制し、幸先のいいスタートを切ります。
早くも援護点を貰った先発の和田。その裏、ヒットでランナーを背負うも、後続をきっちり打ち取り、無失点の立ち上がり。2回には、伸びのあるストレートとキレ味抜群のスライダーで、3者連続三振。序盤から三振の山を築き、楽天打線を寄せ付けぬ圧巻のマウンドを披露すると、3回以降もテンポのいい投球で試合の流れをしっかり作っていきます。
好投を続ける和田に応え、追加点を奪いたい打線は5回、本多のヒットと盗塁などで1死2塁とし、続く川崎の打球は、センターバックスクリーン右へ飛び込む第4号2ラン。欲しかった追加点でリードを4点に広げると、終盤に入った7回には、ここまでチームトップのホームランを放っている田上が、レフトスタンドポール際へ第26号ソロアーチ。ソフトバンク、ダメ押しとなる5点目を入れ、完全に試合を決定付けます。
一方、先発の和田は5回を投げ終えたところで降板。その後、後を継いだ2番手・森福と3番手・甲藤が、6回を無失点リリーフ。7回には4番手・三瀬、5番手・藤岡と繋ぎ、6番手の攝津へ。その攝津がピンチでの登板にも安定したピッチングで片付けると、8回にも力強い投球でこの回のアウトを全て三振とマウンドで躍動。そして9回は、満を持して登板した守護神・馬原が、危なげなく三者凡退。ソフトバンク、計11安打・5得点と打線が機能し、また投手陣も先発・和田の好投に始まり、計7人の見事な無失点リレーで今季8度目の完封勝利。
今季最終戦、そしてクライマックスシリーズへ向けた大事な一戦。これ以上にない理想的な試合運びで勝利を掴んだソフトバンク。先発の和田は5回を3安打・7奪三振・無失点で5月22日以来となる4勝目。また好投したリリーフ陣、中でも攝津はリーグトップ、更に球団新記録となる今季70試合に登板し、ルーキーながらまさに今年のソフトバンクを支える大きな存在。
打線も5試合ぶりの2ケタ安打と上向きで、中でも川崎が3安打・猛打賞。更に正捕手の座を掴んだ田上もチームトップの26本塁打と、攻守共に牽引する活躍。
レギュラーシーズン・全144試合の熱い戦いを74勝65敗5分の3位で終えたソフトバンク。いよいよ10月16日からKスタ宮城で2位・楽天と、パ・リーグの覇者・日本ハムへの挑戦権を賭けたクライマックスシリーズ・第1ステージ。いざ頂点へ、チームの結束を高め、そしてソフトバンクの誇りを胸に、悲願の日本一奪還へ向けた今年最後の大きな戦いが始まります。

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート