2010.03.20 SAT
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待ちに待った2010シーズン開幕。今年こそと気持ちを見せるソフトバンクは、敵地・札幌ドームに乗り込み昨年の覇者・日本ハムとの開幕戦に挑みます。
ソフトバンクの先発は、2年ぶり2度目の開幕投手を務めるエース・杉内。日本ハムのエース・ダルビッシュとの注目の投げ合いとなった試合は、2回にまずはソフトバンク打線がダルビッシュを攻略。先頭の小久保が今シーズン・チーム初ヒットをセンター前に放つと、続く多村のヒットなどで1死3塁2塁。すると長谷川のゴロを1塁手・高橋がタイムリーエラー。更に1死3塁1塁から、ショートゴロを打った松田が闘志溢れるヘッドスライディングでダブルプレーを阻止し、併殺崩れの間に1点。この回計2得点と大事な先取点はソフトバンクが奪います。
なおも勢いに乗る打線。続く3回には、川崎がヒットと盗塁でチャンスを作り、2死2塁から小久保がレフト前へタイムリーを放ち、1点を追加。チャンスを確実にモノにし、リードを3点に広げます。
一方の先発・杉内は1回を三者凡退、2回には川崎の好プレーなどもあり、3人ずつで終わらせる無難な立ち上がり。3点リードの3回に、二岡のタイムリーで1点こそ返されてしまいますが、ここを最少失点で乗り切ると、4回には満塁のピンチを力でねじ伏せ、日本ハムの反撃の流れを断ち切ります。
すると5回、打線がこの杉内の力投に応え、またも川崎がヒットと盗塁でチャンスメイクし、2死2塁から小久保が左中間へタイムリー2塁打。小久保の2打席連続タイムリーで、大きな中押し点を入れます。
再び3点リードとしたソフトバンク。ところが後半に入った6回、杉内が四球とヒットなどで無死3塁2塁のピンチ。ここで、中田を打ち取ったフライは無情にも左中間にポトリ。2人が生還し、日本ハムに1点差にまで詰め寄られてしまいます。
それでも7回からは先発・杉内の後を継ぎ、2番手・攝津が登板。その攝津が7回を危なげなく3人で片付けると、8回からは3番手・ファルケンボーグがランナーを3塁まで進められるも、無失点リリーフで1点のリードを死守。
すると9回、1死から松田がセンターを大きく越える3塁打を放ち、続く田上がライトへ犠牲フライ。終盤に貴重な1点を入れたソフトバンク、2点リードとし9回裏を迎えます。
そして、その9回裏。マウンドには守護神の馬原。その馬原は堂々たる投球を見せ三者凡退で締めくくり、完全アウェイとなった札幌ドームでの開幕戦、日本ハムとの手に汗握る熱戦を見事に勝利で飾りました。
開幕投手の重圧を跳ね除けた先発の杉内は、6回を投げ8安打とされるも3失点と要所を締める力投で今季初白星。また攝津・ファルケンボーグ・馬原の3人もそれぞれ無失点とソフトバンクが誇る「SBM勝利の方程式」は今シーズンも健在。
更に、昨年まで4勝12敗と苦しんだダルビッシュを見事に攻略した打線は、キャプテンとしてチームを引っ張る小久保が、3安打・猛打賞で2打点を挙げる活躍。また2安打を放った川崎も2盗塁を決め、2010年型の機動力野球を展開。
敵地での開幕戦・勝利に沸くソフトバンクは、これで開幕戦・3年連続で白星スタート。このままのいい流れで明日もチームの力をひとつにし、一気に開幕カード勝ち越しを狙います。

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