2010.03.21 SUN
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開幕戦・3年連続で白星スタートを飾ったソフトバンク。今日も敵地・札幌ドームで日本ハムとの第2戦。昨日の勢いそのままに開幕カード・勝ち越しを狙います。
その試合の先発は、今シーズン初登板の大隣。その大隣は落ち着いた投球で1・2回を無失点。しかし3回、金子誠にレフトスタンドへ第1号ソロを打たれ、日本ハムに先制を許してしまいます。更にその後、2死3塁1塁とピンチを招きますが、粘りの投球で切り抜け、この回を最少の1失点で凌ぎます。すると次第に落ち着きを取り戻し、5・6回と2イニング連続の三者凡退。しっかりと平常心を保ち、味方打線の反撃を待ち続けます。
その大隣の力投に応えたいソフトバンク打線。しかし、日本ハム先発・武田勝の巧みな投球術にはまってしまい、6回まで川崎のヒットのみと、わずか1安打。更に1回以降・凡打の山を築き、5イニング連続の三者凡退と攻略の糸口を見つけられぬまま、試合は終盤へ突入してしまいます。
そして1点ビハインドで迎えた7回表。この回も武田勝を打ち崩せず、簡単に2死。しかし、ここで日本ハムベンチが投手交代。すると、代わった2番手・江尻からオーティズがレフト前へヒットを放ち、続く小久保はライト線・最深部へタイムリー2塁打。ソフトバンク、数少ないチャンスを確実に活かし、同点に追いつきます。
ようやく援護を受けた大隣は、同点に追いついた直後の7回裏を無失点に抑えるも、続く8回1死から二岡に2塁打を許したところで降板。しかし大隣の後を継いだ2番手・攝津が無失点の好リリーフと、万全の継投で相手へ流れを渡しません。それでも、打線も日本ハム投手陣から勝ち越し点を奪えず、試合は9回裏。何としても延長戦へ持ち込みたいソフトバンクは、攝津がそのまま続投。ところが、その攝津が突如リズムを崩し、3四死球で1死満塁とサヨナラの大ピンチ。しかしここで魅せた攝津は、この絶体絶命のピンチを2塁ゴロ・ホームダブルプレーで黙らせ、試合はソフトバンク・今季初の延長戦へと入ります。
そして10回のピンチを3番手・ファルケンボーグが防ぎ、同点のまま迎えた延長11回表。1死から松田がこの回から登板した日本ハム守護神・武田久の変化球を一振り。大きく上がった打球はぐんぐん伸び、そのままセンターバックスクリーン左へ飛び込む第1号ソロアーチ。松田の値千金の一発でついに勝ち越しに成功します。
これで今日初めてのリードを奪うと、最後は守護神・馬原がきっちりと3人でピシャリ。投手陣が我慢強く作った流れを、打線の奮起で応えたソフトバンク、延長戦の末、緊迫した試合を制し、昨年の覇者・日本ハムを相手に開幕2連勝を飾りました。
投げては、先発の大隣が8回途中を1失点の好投。また3番手・ファルケンボーグに今季初白星がつき、更に昨日に続き、守護神・馬原が今季2セーブ目。打っては、キャプテン・小久保が2試合連続のタイムリー。また決勝弾を放った松田が今季チーム第1号。
これで早くも今カードの勝ち越しを決めたソフトバンク。明日もこの流れを止めずに開幕3連勝を飾り、大勢のファンの待つホーム開幕戦を迎えたいところです。

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