2010.03.28 SUN
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オリックス3連戦を1勝1敗のタイに戻し、迎えた第3戦。連敗を脱出したソフトバンクは、2カード連続の勝ち越し、そして連勝を目指し、この一戦に臨みます。
その試合で自身の今季初勝利を狙うソフトバンク先発の大隣。その大隣は1回、得点圏にランナーを背負いながらも無失点とまずまずの立ち上がり。しかし2回、四球と松田の送球エラーなどで1死3塁2塁のピンチとなると、大引にセンター前へタイムリー。オリックスに1点を先制されてしまいます。それでも、続く1死3塁1塁のピンチは、粘りの投球で後続をダブルプレーに仕留め、最少の1失点で踏ん張ります。
その大隣の力投に応えたいソフトバンク打線。しかし、今季からオリックスに移籍し、初対戦となった先発・木佐貫の前に4回まで本多のヒット1本のみ。狙い球を絞れず、なかなか捕らえることが出来ません。それでも1点ビハインドのまま迎えた5回、先頭・松中の高々と上がった打球は、切れずにライトポールの内側を巻き、そのままスタンドイン。まさに主砲の目覚めの一発となった松中の今シーズン第1号は、チームにとっての貴重な同点ホームランとなり、試合を振り出しに戻します。
同点に追いついたソフトバンク。しかしその後をしっかり抑えたい大隣でしたが、続く6回に四球とパスボールなどで2死2塁のピンチ。ここで大引にライトオーバーの勝ち越しタイムリー3塁打を許してしまい、大隣は無念の降板。更に傾きかけた流れを止めるべく、代わって2番手の森福が登板するも、続く坂口にレフト前タイムリー。この回計2点を失い、オリックスに勝ち越しを許してしまいます。
終盤で2点を追う形となってしまったソフトバンク。すぐさま反撃に転じたい打線でしたが、木佐貫を打ち崩すことが出来ず、歯がゆい試合展開が続きます。ならば守りから攻撃へいい流れを作るべく、7回から「SBM勝利の方程式」を投入。まずその7回を3番手のファルケンボーグが三者凡退とナイスリリーフを見せると、8回には4番手・攝津もオリックス打線をテンポ良く3人でピシャリ。しかしこの好投も逆転へは繋がらず、2点ビハインドのまま試合は9回の攻防へと入ります。そして9回のマウンドには5番手として守護神・馬原。ところが、その馬原は1死2塁1塁から田口にタイムリーを許し、1点を追加されてしまい降板。その後のピンチは6番手の水田が切り抜けるも、リードを3点に広げられてしまいます。
それでも不屈の闘志で3点差をひっくり返し、劇的な逆転サヨナラ勝利を掴みたいところ。9回裏、川崎がオリックス2番手の菊地原から11球粘り四球で出塁。しかし逆転勝利への執念を見せますが、後続が倒れてしまい反撃ならず。オリックス投手陣の前に計3安打と打線が沈黙してしまい、苦い敗戦。今カードを1勝2敗と負け越し、2カード連続の勝ち越しはなりませんでした。
しかし調子の上がらない打線の中でも、本多が2安打・マルチヒット・1盗塁と打って走って孤軍奮闘。またこの試合で、通算1500試合出場を達成した松中が嬉しい今季初ホームランと、頼れる主砲にもエンジンが掛かってきました。
明後日からロード6連戦へと臨むソフトバンク。まずは西武ドームに乗り込み、最初のカードである西武との3連戦。ここで自慢の打線を蘇らせ、猛打爆発で必ず勝利を掴み、チームを勢いに乗せたいものです。

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