試合情報

今日の試合を含め、交流戦も残り10試合となったソフトバンク。ヤフードームで昨日の敗戦のリベンジを果たすべく、対ヤクルト･今季最終戦に臨みます。
その試合で1回、ソフトバンクは先発の小椋が三者凡退と上々の立ち上がりを見せると、その裏に打線が爆発。まずは、本多がセンター前にチーム初ヒット。そしてその本多の2塁盗塁などで2死2塁のチャンスを作ると、多村の三遊間への内野安打にショート･荒木が1塁へ悪送球。2塁ランナー･本多が生還しタイムリーエラーで1点を奪うと、更に続く松中が低めのフォークをすくい上げ、右中間スタンドへ4月6日以来の第3号2ラン。ソフトバンク、幸先良くこの回3点を先制します。
ところが直後の2回、小椋が2死2塁1塁から田中のタイムリーで1失点。これで2点差に縮められてしまいますが、それでもここから小椋が粘りの投球。その後の2死2塁1塁のピンチを切り抜け、続く3回には1死2塁1塁からダブルプレー。要所を締める力投で試合を作ると、4･5回は先頭打者を出すも後続をねじ伏せ、2点のリードを守っていきます。
ところが2回以降･毎回ランナーを出している小椋は、後半に入った6回に先頭打者を死球で出したところで降板。しかし代わって登板した2番手･甲藤が、1死3塁2塁と一打同点のピンチを招くも無失点に抑える好リリーフ。ヤクルトに傾きかけた流れを何とか引き戻します。
すると、ソフトバンクはその裏にオーティズのタイムリー2塁打で1点を挙げ、1回以来となる待望の追加点。これで再び3点差とし、勢いに乗った打線は7回に満塁から押し出し四球、8回には柴原のタイムリーで1点ずつ加え、終盤で大量5点のリード。
また投げては、7回を3番手の攝津、8回を4番手のファルケンボーグが抜群の安定感で黙らせると、9回は5番手･藤岡がきっちり三者凡退。先発･小椋の粘投に磐石の継投策、更に打線は計9安打で6得点。投打がしっかり噛み合ったソフトバンク、昨日の悔しさを快勝で晴らし、3勝1敗と今季ヤクルト戦の勝ち越しを決めました。
悪いながらも我慢強く耐え抜いた先発の小椋は、6回途中を5安打･4奪三振･1失点の力投で5月1日以来の今季3勝目。また松中が約2ヶ月ぶりの本塁打を放ち、主砲復活へ大きな手応え。
再び貯金を今季最多タイの｢8｣に戻したソフトバンク、今度は広島･阪神と続くロード4連戦。目の前の勝利をひとつひとつ掴み、いい流れをもって再びホームに戻ってきたいところです。