2010.06.12 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
0
0
0
0
0
2
3
0
0
0
0
0
0
1
X
R
H
2
8
4
7

 

今日のデイゲームで交流戦1位のオリックスが勝利したため、オリックスを上回る可能性がなくなり、交流戦・3連覇の夢が断たれてしまったソフトバンク。リーグ優勝、そして日本一へと気持ちを切り替え、ヤフードームに巨人を迎えての2連戦に臨みます。
ソフトバンクの先発は、パ・リーグトップタイの8勝を挙げている和田。その和田と同じく8勝でセ・リーグトップタイの巨人先発・東野との投げ合いで始まった初戦。まずは1回、ソフトバンク打線が東野を捕らえ、2死2塁から松中がセンター前へタイムリーを放つと、なおも満塁へとチャンスを広げ、長谷川がライト前へ2点タイムリー。いきなり打線が繋がりを見せ、幸先良く3点を先制します。
一方の和田は、序盤3回まで毎回ランナーを許し、50球以上の球数を要す苦しい投球。それでもここを我慢強く抑えると、4・5回を2イニング連続の三者凡退。巨人の重量打線に対し、前半5回を無失点の好投で折り返します。
その和田を早めに援護したいソフトバンク打線。しかしチャンスこそ作るものの東野を打ち崩す事が出来ず、2回以降・両軍のスコアボードにゼロが並び、試合は緊迫した投手戦になります。
それでも尻上がりに調子を上げる和田は、ランナーを出しても危なげないピッチング。そして7回を投げ抜き、100球を超えたところで降板。後を自慢の中継ぎ陣に託します。
そして8回、2番手のファルケンボーグが上位打線を難なく3人で片付けると、その裏に多村が初球のストレートを捕らえ、ライトスタンド・ポール際に吸い込まれる第11号ソロ。ソフトバンク、欲しかった追加点を奪い、4点差として9回を迎えます。
ところがその9回、守護神・馬原が登板しますが、代打・李承ヨプの内野安打からリズムを崩し、代打の工藤・谷の連続タイムリーなど4連打で2失点。巨人に2点差まで詰め寄られ、なおも1死3塁2塁と一打同点のピンチ。それでもチーム一丸で後続を黙らせ、リードを死守。ソフトバンク、最後は巨人の猛反撃を耐え抜き、辛くも勝利を掴みました。
先発の和田は、7回を4安打・7奪三振・無失点で両リーグ単独トップの9勝目。更に交流戦は、無傷の5連勝で通算18勝。
チームはこれで3連勝を飾り、貯金は今季最多の「10」。更に交流戦は2試合を残し、12勝9敗1分で今季の勝ち越しが決定。またパ・リーグは、首位・西武と2位・ロッテがともに敗れたため、ソフトバンクは首位・西武に2ゲーム差、そして勝率で上回る2位・ロッテにゲーム差なしの3位。今後のペナントレースを占う上でも落とせない戦いが続くソフトバンク、明日も確実に白星を掴み、一気に首位追撃態勢を整えたいところです。

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート