2010.06.13 SUN
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3連勝で貯金を今季最多の「10」に伸ばしたソフトバンク、ヤフードームで巨人との今季最終戦に臨みます。また今日は今季交流戦・ホームで最後の戦い。1つでも多く貯金を増やし、ヤフードームに駆けつけたファンへ勝利を届けたいところです。
その試合の先発は、5月26日に巨人から勝ち星を挙げているエース・杉内。その杉内は立ち上がりの1回を3人で終わらせると、2回に連続2塁打で無死3塁2塁のピンチを招くも、ここを気迫の投球で無失点。すると杉内は徐々にリズムを掴み、3回には今日初めての三者凡退。力投を続け、味方の援護を待ちます。
すると直後の裏、先頭・山崎のヒットから1死満塁のチャンスを作り、打席は4番・松中。その松中は内角のストレートを振り抜き、ライトスタンドへ弾丸ライナーで突き刺す第4号満塁弾。主砲の2009年8月16日以来となるグランドスラムで一挙4点を先制します。
ところが大量援護を貰った杉内でしたが、4回に3連打で無死満塁のピンチ。それでもこのピンチをショートゴロ・併殺の間の1点のみで切り抜けると、その裏に再び打線が杉内を援護。川崎・本多が連打で繋ぎ、2死3塁2塁から多村がレフト線へ2点タイムリー2塁打。2死からの3連打で、5点のリードに広げます。
しかし杉内は本来の投球を取り戻せず、5回にも小笠原のタイムリーなどで2点を失い、この回を投げ終えたところで降板。すると3点リードで継投に入った6回、タイムリーエラーで1点を失うと、1死3塁2塁から2塁ゴロの間に更に1失点。中継ぎ陣も巨人打線の勢いを止められず、たちまち1点差にまで詰め寄られてしまいます。
それでも7回、前の回から続投した3番手・甲藤が好投で悪い流れを断ち切ると、その裏に多村が左中間スタンドへ2試合連続となる第12号ソロアーチ。欲しいところで一発が飛び出したソフトバンク、終盤で貴重な追加点を奪い、リードを2点に広げます。
そして8回を4番手・攝津が3者連続三振と圧巻のピッチングを披露すると、9回は守護神・馬原がきっちり3人でシャットアウト。ソフトバンク、巨人の重量打線に打ち勝ち、これで4連勝。3勝1敗と今季巨人戦の勝ち越しを決め、交流戦のホーム最終戦を見事白星で飾りました。
本調子とはいかないまでも、粘り強い投球を見せた先発・杉内は、リーグトップタイの9勝目をマーク。また打線は2ケタ10安打を放ち、中でも本多が3安打・猛打賞。更に3番・多村が3打点、4番・松中も4打点を挙げ、中軸がチームの全7得点を叩き出す活躍。
交流戦は今日オリックスの初優勝が決まり、ソフトバンクは15日・横浜戦のラスト1試合。またパ・リーグは、他球場で首位・西武が敗れ、2位・ロッテが勝ったため、順位こそ変わらずも、首位に1ゲーム差の3位と肉迫。交流戦を必ず白星で締めくくり、その後控える西武との3連戦へといい流れを持ってペナントレースに戻りたいものです。

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