2010.06.24 THU
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悪い流れのまま6連敗となってしまったソフトバンク、ヤフードームで迎えた日本ハム3連戦の第3戦。今日こそ連敗を脱出すべく、今季3度目の登板となった山田に先発マウンドを託します。
その試合で、山田は立ち上がりから落ち着いた投球を披露。まずは1回を三者凡退で抑えると、続く2回はヒットを打たれても、5月13日以来のスタメンマスクとなった田上が好送球で盗塁を阻止。田上がピンチを未然に防ぎ山田を勢いづけると、その山田は丁寧な投球を続け3・4回を2イニング連続三者凡退。
すると打線がその裏に爆発。1死から多村が好走塁の2塁打でチャンスを作り、続くペタジーニがセンター前へタイムリー。これで欲しかった先制点を挙げると、打線の勢いは加速し、1死2塁1塁から松田があともう少しでホームランかという左中間フェンス直撃の2点タイムリー3塁打。この後、更に長谷川の犠牲フライで1点を追加し、ソフトバンクはこの回一挙4点のビッグイニング。大量得点でリードを奪い、山田を援護します。
すると5回、山田は四球でこの試合初めての先頭打者を出してしまいますが、後続を1塁手・松田の好守でダブルプレー。更に7回には3塁手・オーティズのファインプレーもあり、まさにチーム一丸となって山田を後押しします。
そして、それに応えるかのように快調に投げる山田。打たせて取る投球で好調・日本ハム打線から凡打の山を築き、8回までスコアボードにゼロを並べていきます。
山田の好投でチームにいい流れが生まれたソフトバンクは、その後4点リードのまま迎えた8回裏の攻撃。再び打線が繋がり、2死1塁からペタジーニ・森本の連続タイムリー2塁打で計2点を追加。リードを6点に広げ、試合は最終9回へ入ります。
そして完封でのプロ初勝利を懸け、9回もマウンドに登った山田。しかし1死2塁1塁から小谷野にレフト前タイムリーを打たれ、山田はあと一歩のところで降板となってしまいます。それでも代わった2番手・攝津が後続を2者連続三振で締めくくり、日本ハムに快勝。これでついに連敗を止めたソフトバンク、長い暗闇を抜け出し交流戦明け・初の勝利を掴みました。
先発・山田は、9回途中を6安打・4奪三振・1失点。強い気持ちで投げ抜いた134球の堂々たる熱投で、嬉しいプロ初勝利。育成枠出身投手の中で、パ・リーグ初の快挙を成し遂げました。また悪い流れを断ち切るべく1軍に戻ってきた松田が、復帰後・初のタイムリーで勝利に貢献。
苦難を乗り越えたチームに、救世主誕生に沸くヤフードーム。ようやく光が差し、ついに掴んだこの1勝。この勝利を大事に、連敗した分連勝で取り返したいソフトバンクは、明日から敵地・Kスタ宮城で楽天との3連戦に入ります。

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