2010.06.27 SUN
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悪い流れを振り切ったソフトバンクは、そのまま勢いを掴み3連勝。この流れを更に繋ぎ、4連勝を狙い小雨の降るKスタ宮城で臨んだ楽天3連戦の第3戦。
ソフトバンクは、プロ3年目で初勝利を目指す岩崎が5月25日以来と約1ヶ月ぶり・今季3度目の先発マウンド。その岩崎は1回、先頭・聖澤の2塁打から1死3塁のピンチを招くも、後続を打ち取り無失点の立ち上がり。すると続く2回に三者凡退でリズムを掴み、3・4回も低めを意識した丁寧なピッチング。3イニング連続の三者凡退に黙らせ、2回以降・楽天打線を沈黙させます。
しかし打線は、1回に2死2塁1塁のチャンスでペタジーニのいい当たりを聖澤の好守でセンターフライに阻まれると、3回には無死2塁から楽天先発・川井を捕らえきれず。早めに岩崎を援護したいところでしたが、両軍無得点のまま前半を折り返してしまいます。
試合は引き締まった投手戦。5回を2安打の好投で抑えた岩崎は、自己最長イニングに入った6回に1死2塁のピンチを背負いながらも、我慢の投球を続け楽天上位打線を封じ込める力投。すると直後の7回に先頭・長谷川の2塁打から打線を繋ぎ、1死3塁1塁で川崎がキレイに弾き返しセンター前へタイムリー。待望の先制点を挙げたソフトバンク、川崎のタイムリーでついに試合の均衡を破ります。
ところがその裏、続投した岩崎が2死2塁から内村に同点タイムリーを打たれてしまい、試合は振り出しに。それでも自分の力を試すかのように8回もマウンドに登った岩崎、先頭打者にヒットを許すも2死までこぎつけ、2死3塁で2番手・甲藤にスイッチ。するとその甲藤が強気の好リリーフでこのピンチを片付けると、続く9回も2死満塁から後続を空振り三振。ソフトバンク、気迫で踏ん張り、今季9度目の延長戦へと入ります。
今カード2度目の延長戦となった試合。その後10回も投げ続ける甲藤は、2死3塁1塁とまたも大ピンチ。しかし続く西村の強い打球を森本が飛びつき、1塁ゴロ。チーム一丸の守りでサヨナラを防ぐと、11回は3番手・馬原、12回を4番手・金澤がそれぞれ無失点。ソフトバンク、楽天との4時間27分に及ぶ熾烈な攻防も、延長12回規定により今季3度目の引き分けとなりました。
期待を背負って先発した岩崎は、プロ初勝利こそお預けとなるも、8回途中・6安打・1失点の好投。次代のエースへ向け、確かな成長を感じさせました。
引き分けに持ち込んだソフトバンクは、これで勝率で上回る2位・ロッテにゲーム差なしの3位。明後日・29日からは千葉マリンに乗り込み、そのロッテとの3連戦。首位奪還へのサバイバルを勝ち抜くべく、落とせない大事なカードへと突入します。

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