2010.07.10 SAT
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今日からソフトバンクは本拠地・ヤフードームに戻り、1ゲーム差で追う2位・ロッテとの直接対決・2連戦。2位奪取の絶好の機会を迎え、ここは何としても連勝を飾りたいところです。
その大事な初戦の先発を任されたのは、リーグトップタイの11勝を誇る和田。その和田は立ち上がりの1回に1死2塁1塁のピンチを招くものの、後続を自らの好フィールディングでダブルプレーに仕留めると、続く2回はしっかり立て直し三者凡退。するとここから徐々にリズムを掴み、前半5回を2安打・無失点とロッテ打線をしっかり封じ込めていきます。
一方、本来の調子を取り戻すべく今日は打順を大きく入れ替えて臨んだソフトバンク打線。しかしヒットこそ出るも後続が続かず、ロッテ先発・成瀬から先制点を挙げることが出来ません。
試合は両チーム無得点のまま折り返した後半戦。その後も好投を続ける和田は、6回から8回までの3イニングをしっかり無失点に抑えると、続く9回に今日初めて3塁までランナーを許すものの、ここを気迫で凌ぐ力投。9回まで粘り強く投げ抜き、打線の奮起を待ち続けます。
この和田の好投に何としても応え、決勝点を奪いたいソフトバンク。ところが成瀬の丁寧な投球を打ち崩せず無得点。そして、そのまま迎えた9回裏の攻撃も、2死から松田の四球と川崎のヒットなどで2死3塁2塁まで持ち込みますが、続くオーティズの打球はピッチャーゴロ。試合は9回まで両チームのスコアボードにゼロが並び、ソフトバンクは今季10度目の延長戦へ突入します。
1つのミスも許されない引き締まった投手戦は、10回を和田の後を継いだ2番手・攝津が三者凡退に仕留めると、続く11回を3番手・ファルケンボーグがロッテ打線の中軸を3人で片付ける好リリーフ。サヨナラ勝利へ向け、中継ぎ陣も安定感抜群のピッチングで流れを作ります。
すると11回裏、先頭の本多がセンター前ヒットで出塁し、続く松田の送りバントなどで1死2塁1塁とサヨナラの大チャンス。ここで打席には9回にサヨナラを決められなかったオーティズ。その打席の悔しさをバットに込めて放ったオーティズの打球は、そのままレフトフェンスに直撃し、2塁から本多が生還。勝利への想いを貫き1点をもぎ取ったソフトバンク、息詰まる投手戦を最後はオーティズの一打で決め、今季4度目の劇的・サヨナラ勝利を飾りました。
先発の和田は9回を投げ抜き、3安打・7奪三振・無失点。今季最多となる144球の熱投で、自らに勝ち星はつかずともチームの勝利に大きく貢献。また6月1日以来・29試合ぶりに1軍の試合へ戻ってきたキャプテン・小久保が、第1打席にいきなり復帰後初ヒットと打線を鼓舞。
最後まで気持ちをひとつに延長戦を制したソフトバンク、これで順位こそ変わらずもロッテにゲーム差なしの3位と肉迫し、首位・西武とは3ゲーム差。上位を再び射程圏内に収めたチームは、明日・2連勝で一気に単独2位浮上を狙います。

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