2010.07.18 SUN
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連勝で早々と今カードを勝ち越し、単独2位に浮上したソフトバンクは、昨日に引き続き敵地・京セラドーム大阪で挑むオリックス3連戦の第3戦。勢いそのままに白星を狙う今日の試合、先発を任されたのは2008年7月29日の日本ハム戦以来・自身2度目の先発マウンドとなる陽。
その陽に援護点を送りたい打線は、1回にいきなりオリックス先発・近藤を捕らえ、1死から本多が右中間突破の2塁打で得点圏に出塁すると、続くオーティズがセンター前へタイムリー。苦手としている近藤の立ち上がりを攻め立て、ソフトバンクが幸先良く1点を先制します。
これで援護を貰った先発の陽は、直後の裏に1死3塁2塁のピンチを招くも、粘り強いピッチングで乗り切り無失点の滑り出し。しかしここから流れに乗っていきたい陽でしたが、続く2回に2死2塁から山崎浩のタイムリー2塁打で同点に追いつかれてしまうと、4回にも濱中のタイムリー2塁打で1点を失い、オリックスに逆転を許してしまいます。それでも自らの投球を見失わず、我慢強く投げ続ける陽。5回はしっかり立て直し無失点と、要所を押さえ、前半5回を2失点の力投を見せます。
するとソフトバンクの1点ビハインドで迎えた6回。先頭・田上の四球と川崎の送りバントで1死2塁のチャンスを作り、続く本多がライト前ヒットを放つと、その打球をライト・濱中がファンブル。これで2塁ランナー・田上が一気にホームに還り、相手タイムリーエラーで試合は振り出し。更にチャンスを逃さなかったソフトバンクは、なおも2死2塁から小久保のセンター前タイムリーで1点を加え、この回一気に逆転に成功します。
再び1点のリードを奪い、ここから継投策に入ったチームは、直後の裏を代わった2番手・甲藤がオリックス打線を今日初めての三者凡退。3試合連続の登板にも球威は全く衰えず、好リリーフで反撃の隙を与えません。
これで一気に勝利への流れを引き寄せたソフトバンクは、7回に2死から松田の左中間スタンドへ飛び込む第9号ソロアーチでリードを2点に広げると、その裏を3番手・攝津が得点圏にランナーを出しながらもきっちり無失点。そして8回は4番手・ファルケンボーグが三者凡退と安定感抜群のリリーフを披露し、そのまま迎えた9回は守護神・馬原がゼロで締めくくる磐石の無失点リレー。先発・陽の力投に後半打線が応えたソフトバンク、その後は圧倒的な中継ぎ陣の投手力でリードを守り抜き、オリックスに見事な逆転勝利で今季2度目となる同一カード3連勝を決めました。
投げては、陽が5回を6安打・3奪三振・2失点としっかり先発の仕事を果たし、嬉しい先発でのプロ初白星。そして9回に登板した馬原が今季19セーブ目をマーク。また打線は今日6安打と連続2ケタ安打は3試合で止まってしまうものの、昨日3安打・4打点の本多が今日も2安打・マルチと依然絶好調。
4連勝で2位をがっちりキープしたソフトバンク、明日から本拠地・ヤフードームが赤く染まる「鷹の祭典2010」が始まり、首位・西武との直接対決・3連戦。ますます勢いに乗り、熱いファンの声援と共にオールスター前・最後のカードを戦い抜きます。

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