2010.08.04 WED
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昨日は日本ハムに大敗を喫するも、打線が3本塁打で気を吐き、勝利への強い気持ちは途切れていないソフトバンク。今日もデーゲームで、北海道・旭川のスタルヒン球場で行われる日本ハム2連戦の第2戦に臨みます。
その試合の立ち上がりは、昨日とは打って変わり緊迫した投手戦。日本ハム先発・木田がキレのある変化球で三振を重ねれば、一方のソフトバンク先発・和田はコースを丁寧に突き、打たせて取るピッチングでスコアボードにゼロを並べます。
ところが3回裏、和田が先頭打者を四球で出してしまうと、1死1塁からオーティズが田中賢のレフトフライを処理する際に膝を痛め、途中交代する思わぬアクシデント。すると和田は2死1塁から、森本のタイムリー2塁打で1失点。日本ハムに先制点を許してしまい、嫌な雰囲気が立ち込めます。
それでも直後の4回、オーティズの代わりに緊急出場となった松中が、センターバックスクリーン左へ第8号ソロを叩き込み、すぐさま同点。主砲の豪快な一発がチームの嫌な流れを振り払い、試合を振り出しに戻します。
同点に追いついて貰い、ここから立て直しを図りたい和田。しかし、直後の4回裏に糸井の第13号ソロで1点を勝ち越されると、続く5回には大野に第2号ソロ。狭い球場で日本ハムの一発攻勢に遭い、前半で2点のビハインドを負ってしまいます。
しかし後半に入った6回。ソフトバンクは松中・ペタジーニのヒットなどで2死2塁1塁のチャンスを作ると、松田が外角の球に食らいつきレフト前へタイムリー。4試合連続打点と松田の勝負強いバッティングが光り、その差を1点に縮めます。
ところが、この打線の援護に応えたい和田でしたが、またもその裏に小谷野の第11号2ランと中田の第4号ソロで、この回痛恨の3失点。この試合・計4本の本塁打を浴びた和田は、6失点となり6回を投げ終えたところで降板となってしまいます。
終盤で4点を追う形となってしまったソフトバンク。しかし和田の後を継いだ2番手・金澤が7回をしっかり無失点に抑えると、直後の8回に強力打線が爆発。先頭・小久保が滞空時間の長い第12号ソロを左中間スタンドに突き刺すと、更にペタジーニがライトスタンドへ第6号ソロを放ち、この回計2得点。一発には一発で対抗し、2本のアーチで2点差にまで詰め寄ります。
これで一気に追い上げムードが高まると、ベンチも直後の8回裏から3番手の甲藤をマウンドヘ。するとその甲藤が三者凡退の無失点リリーフでいい流れを作り、試合は2点を追う9回の攻撃へ。しかし日本ハム・抑えの武田久から先頭・田上がヒットで出るものの、後続が凡退してしまい万事休す。ソフトバンク、終盤の追い上げも僅かに届かず、北海道・旭川で日本ハムに痛い2連敗を喫してしまいました。
投手陣がこの2試合で計19失点とピリッとせず、チームは7月13日以来となる2連敗。しかし一方で、打線は2試合連続で3本のアーチが飛び出し、その爆発力は未だ健在。
ソフトバンクは、明後日から2位・西武と首位攻防の直接対決・3連戦。それまでにしっかり投手陣の課題を克服し、今後を占う大事なカードに挑みたいものです。

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