2010.08.06 FRI
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首位を走るソフトバンク、旭川で日本ハムに2連敗を喫するも、今日から西武ドームで2.5ゲーム差の2位・西武と真夏の首位攻防・3連戦。必ず連敗をストップさせ、まずは今日の大事なカード初戦を取りたいところです。
しかしその試合で、先発の山田が立ち上がりから制球が定まらず、1回に先頭の片岡を四球で歩かせると、続く栗山にはデッドボール。いきなり無死2塁1塁のピンチを背負い、更に続く中島には右中間スタンドへ第13号3ラン。3点を先制されてしまった山田は、何とか立て直すべく登った2回も西武打線に捕まり、栗山・中島の連続タイムリーで計2失点。自分の投球を作れず、2回・5失点でマウンドを降りてしまいます。
早々に5点のビハインドを負ってしまい、まずは流れを変えたいソフトバンク。3回に登板した2番手・藤岡が三者凡退で抑えると、直後の4回にヒットの小久保を1塁に置き、多村が西武先発・涌井から左中間スタンドへ第18号2ラン。一気に3点差に縮め、好調打線が反撃ムードを作り出します。
ところがその裏、続投した藤岡も西武打線の勢いに飲み込まれ、1死満塁から中島に今日6打点目となる2点タイムリーを浴び、再び5点のビハインド。
西武に点差を広げられてしまうも、ソフトバンクは何とか作った反撃の流れを活かしたいところ。しかし5回に2死から川崎・本多の連打で2死3塁1塁のチャンス、更には6・7回と2イニング連続で先頭打者がヒットで出るも、ともに後続が続かず無得点。要所を締める涌井を攻略出来ずに、5点差のまま試合は進んでしまいます。
それでも一方の投手陣は、6回を3番手・金澤、7回を4番手・水田がそれぞれ三者凡退の好リリーフ。中継ぎ陣が踏ん張りを見せ、味方打線の奮起を待ちます。
すると直後の5点を追う8回、先頭・本多のヒットと盗塁などで2死2塁のチャンスを作り、多村がセンター前へタイムリー。多村の今日3打点目となる一打で4点差とし、9回の攻撃に逆転の望みを繋ぎます。しかしその裏、5番手で登板した森福が栗山に第4号3ラン。西武に10点目を奪われ、大量7点差の苦しい状況となってしまいます。終始、西武に主導権を握られてしまったソフトバンク。最終9回に、今日1軍復帰した代打・李ボム浩の第3号ソロで一矢報いるも反撃届かず、西武との大事な3連戦の初戦に敗れ、痛すぎる3連敗となってしまいました。
首位攻防・直接対決の第1ラウンド。投手陣が試合を作れず、悔しい敗戦を喫してしまったソフトバンク。これで2位・西武とのゲーム差は「1.5」。しかし計12安打の打線は、3安打・猛打賞の本多に加え、2安打・3打点の多村が10試合連続安打を放つなど、依然として好調。更には2軍で結果を残し、70日ぶりに今日1軍に戻ってきた李ボム浩が、代打で登場した9回に4月22日以来の本塁打を放ち、自慢の打撃を猛アピール。
ペナントレースも大事なこの時期、強力・打撃陣にチーム力の厚みを感じさせるソフトバンク。西武との今カード・残り2戦。何としても連勝し、首位の座をがっちりと守っていきたいところです。

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