2010.08.13 FRI
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昨夜はオリックスとの延長12回・5時間を超える熱戦を戦い抜くも、無念の引き分けに終わってしまったソフトバンク。今日からは本拠地・ヤフードームに日本ハムを迎えての3連戦。ここで流れを掴むべく、まずはしっかり初戦を勝利で飾りたいものです。
その試合で、ソフトバンク先発・山田の今季7度目となる先発マウンドは、ヤフードームでの対日本ハム戦とプロ初勝利を挙げたのと同じカード。その山田は1回にいきなり3者連続三振を奪う最高の立ち上がり。するとその後の2・3回はピンチを背負いながらも要所を締め、序盤3回をしっかり無失点で踏ん張り、チームにいい流れを作ります。
すると3回裏、日本ハム先発・ダルビッシュと対した打線が、好投の山田を援護。1死3塁から3塁ゴロ・ホームタッチアウトとなり一度はチャンスを逃すものの、ここから粘る打線が2死3塁1塁と再びチャンスを作り、本多がレフト前へタイムリー。ダルビッシュから貴重な1点をもぎ取り、ソフトバンクが先制点を奪います。
ところが山田は直後の4回、稲葉・小谷野の連打で無死3塁2塁と一打逆転のピンチ。しかしここを何とか犠牲フライの1点のみに抑え、勝ち越し点は許さず。
これで同点に追いつかれてしまったソフトバンク。それでも直後の4回裏の攻撃で、強力打線がダルビッシュを攻略。ヒットの小久保を1塁に置き、ペタジーニが外角高めの球を捕らえ、レフトスタンド最前列へ滞空時間の長い第8号2ランアーチ。ペタジーニの力で運ぶ一発で2点の勝ち越しに成功すると、これを機に李ボム浩・長谷川の連打などでなおも2死2塁1塁のチャンス。すると好調・川崎が左中間を深々と破るタイムリー2塁打を放ち、更に2点追加。この回一挙4得点のビッグイニングで、日本ハムを一気に突き放します。
そして4点のリードを貰った山田は、勝ち越した直後の5回をしっかり3人で抑え勝ち投手の権利を得ると、その後も丁寧な投球を続け、7回をわずか1失点で投げ抜きます。すると8回からその山田の後を継いだ2番手・攝津が圧巻の3者連続三振で黙らせ、最終9回は3番手・ファルケンボーグがピンチを招きながらも、きっちり無失点リリーフ。最後まで試合の主導権を渡さなかったソフトバンク、打線が日本ハムのエース・ダルビッシュから2ケタ・11安打で5得点を奪い、日本ハム3連戦の初戦を快勝で飾り、大きな一勝を掴みました。
投げては、先発・山田が7回を8安打ながらも1失点、無四球の好投で今季3勝目。また、ここ2試合で5失点と調子を落としていたファルケンボーグが、今日は無失点リリーフと復調の兆し。更にダルビッシュを完全攻略した打線は、中でも初対戦となったペタジーニが貴重な本塁打を放ち、川崎も3安打・猛打賞・2打点と大活躍。
難攻不落の好投手を捕らえ、勝利を掴んだソフトバンク。これで引き分けを挟み2連勝と、チームは上昇ムード。この勢いを次に繋げ、更に気持ちを一つに全員野球でここから連勝を重ねていきたいものです。

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