2010.08.14 SAT
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日本ハム3連戦の初戦は、相手エースの攻略により快勝したソフトバンク。今日の第2戦も勢いそのままに勝利を掴み、早々とカード勝ち越しを決めたいところです。
ソフトバンクの先発はエース・杉内。その杉内は1・2回を力のある直球を軸に、2イニング連続の三者凡退と最高の立ち上がり。するとその直後の2回裏、2死からペタジーニが左中間を深々と破る2塁打を放つと、続く李ボム浩のヒットなどで2死満塁のチャンス。ここで日本ハム先発・榊原から田上が外角の変化球に上手くバットを合わせ、レフト前へ落とす2点タイムリー。ソフトバンク、昨日に引き続き、幸先良く先制点を挙げます。
早い段階で2点の援護を貰った杉内は、先制した直後の3回をしっかり三者凡退に抑えると、続く4回も難なく3人で終わらせ、1回から4イニング連続の三者凡退。エースの貫禄を見せつけ、日本ハム打線に付け入る隙すら与えません。
ところが5回、ここまで好投を続けてきた杉内が突如乱れ、先頭・小谷野に初ヒットを浴びると、続く糸井・二岡には連続四球を与えてしまい無死満塁の大ピンチ。それでも杉内は全く動じず、そこから後続を3者連続・空振り三振。絶体絶命とも思われた大ピンチを、圧巻のピッチングで無失点に抑えます。
するとここから杉内の調子は更に上がり、続く6回に2つの三振を奪うと、7回には代打・陽から三振を奪い、今日2ケタとなる10個目の三振。その後も快調に投げ続ける杉内は、8回まで危なげない投球で日本ハムのスコアボードにゼロを並べます。
ところがこの杉内の力投に応えたい打線は、日本ハムの中継ぎ陣を捕らえきれず、2回以降・無安打。試合はソフトバンクの2点のリードのまま、9回を迎えます。
そしてその9回、完封勝利を懸けマウンドヘ登った杉内は、簡単に2死を奪うと最後は今日12個目となる三振で締めくくり、ゲームセット。ソフトバンク、打線がワンチャンスで取った序盤の2点を先発・杉内が一人で守り、今季10度目の完封で日本ハムに2連勝を飾りました。
打線は2回の3安打で2得点のみと奮わなかったものの、先発・杉内は十分と言わんばかりの9回・2安打・12奪三振・無失点の好投。自身今季4度目の完封勝利を飾り、和田に並ぶリーグトップタイの14勝目。
今シーズンのチーム最短となる2時間23分の早い試合。出番の多い中継ぎ陣を休ませるエース・杉内の見事な完封劇で、4カードぶりの勝ち越しを決めたソフトバンク。明日は同一カード3連勝を狙う日本ハム3連戦の最終戦。ホーム6連戦を白星で締めくくり、連勝の勢いで17日からの首位を争う西武との天王山に弾みをつけたいところです。

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