2010.08.17 TUE
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今日からロード6連戦。ソフトバンク、まずは敵地・西武ドームへ乗り込み、2.5ゲーム差で追う首位・西武との大事な直接対決3連戦。3連敗を喫した前回対戦の雪辱を果たすべく、今カードを全勝で飾り、首位の座を奪い返したいところです。
その初戦となった今日の試合で、まず先に流れを掴んだのはソフトバンク。1回の攻撃は三者凡退に終わるも、続く2回に先頭・小久保がレフト線へチーム初ヒットとなる2塁打を放つと、続く多村もヒットで繋ぎ無死3塁1塁のチャンス。ここでペタジーニがセンターへ犠牲フライを放ち、3塁から小久保が生還。この試合、最初のチャンスをきっちりモノにし、ソフトバンクが大事な先取点をもぎ取ります。
ところが1点リードの3回。今季2度目の先発登板となった陽が、2死2塁からフェルナンデスに同点タイムリーを打たれると、更にそこから2死満塁とピンチが拡大。しかし代わってマウンドに登った2番手・甲藤が、このピンチを気迫で黙らせ、勝ち越しは許さず。しかしその甲藤も続投した4回に西武打線の猛攻に遭ってしまい、まさかの3失点。ソフトバンク、試合の流れを完全に掴みきれず、西武に3点を勝ち越されてしまいます。
それでも5回、3番手・金澤が三者凡退の好リリーフを見せると、直後の6回から打線が反撃開始。ペタジーニがあわやホームランかというレフトフェンス直撃の2塁打を放ち、2死2塁から長谷川のレフト線へ落とす技ありのタイムリーで1点。続く7回には、継投に入った西武の2番手・岡本篤から、松田がレフトスタンドへ第15号ソロを叩き込み、終盤で1点差に詰め寄ります。
じわじわと追い上げ、これで勢いに乗ったソフトバンク。7回裏を、前の回から登板した4番手・攝津が2イニング連続の三者凡退。逆転へ向け、これ以上にない最高の流れを作ると、1点を追うソフトバンクはすぐ後の8回の攻撃。1死から田上がヒットで出塁し、続く川崎のライト線突破の2塁打で、代走の福田が1塁から一気にホームイン。これで同点とすると、なおも2死3塁のチャンスで、今度は松田が右中間を深々と破るタイムリー3塁打を放ち、1点の勝ち越しに成功。勝利への強い気持ちが終盤の逆転劇を呼び、ソフトバンクが1点のリードを奪います。
そしてそのまま1点リードで迎えた9回裏。守護神・馬原が登板するも、先頭・片岡の2塁打などで1死3塁と一打同点の大ピンチ。しかし馬原はここから3番・中島、4番・フェルナンデスを連続三振に仕留める気迫のピッチングを見せ、1点のリードを死守。一度は西武に逆転を許すものの、チーム全員が勝利を諦めなかったソフトバンク。後半の猛追撃で試合をひっくり返し、西武3連戦の初戦を逆転勝利で飾りました。
首位攻防・直接対決3連戦の大事な初戦を、総力戦の末に勝ち取ったソフトバンク。これで首位・西武とのゲーム差は「1.5」。しかし、まだまだ続く気の抜けない熾烈な首位争いは、ここからが本当の勝負。首位奪還を狙うこの3連戦、明日の第2戦もチーム一丸の戦いで勝利を目指し、逃げる西武の背中を確実に捕らえたいところです。

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