2010.08.29 SUN
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昨日は驚異的な追い上げを見せるも、敗れてしまったソフトバンク。再びロッテに同率首位に並ばれ、今日の第3戦は単独首位の座を懸けた大事な戦い。
絶対に負けられない今日の一戦。その試合でソフトバンクは、大隣が約2週間ぶりとなる先発マウンド。しかしその大隣は1回、先頭・西岡の四球から2死2塁のピンチを招き、金泰均のタイムリー2塁打でロッテに1点を先制されてしまいます。それでも大隣はこの回を何とか最少の1失点で切り抜けると、続く2・3回を2イニング連続の三者凡退に仕留め、ロッテに傾いた流れを引き戻します。
しかし一方、大隣の力投を早く援護したい打線は、初対戦となったロッテ先発・ペンの前に序盤3回はノーヒット。それでも中盤に入った4回、先頭・本多がチーム初ヒットとなる左中間突破の3塁打を放つと、続く松田もショートへの内野安打で繋ぎ、無死3塁1塁のチャンス。ここでキャプテン・小久保のセンター前に落とす気迫のタイムリーで同点に追いつくと、なおも無死3塁1塁から、続く多村の3塁ベース直撃のタイムリー内野安打で1点を勝ち越し。強力打線がついに目を覚ましたソフトバンク、本多・松田・小久保・多村の怒涛の4連打でこの回計2点を挙げ、一気に逆転に成功します。
試合をひっくり返し、この1点のリードを何としても守りたいソフトバンク。すると大隣がまずは逆転した直後の5回をしっかり無失点。ところが6回、先頭・清田に2塁打を打たれたところで大隣が降板すると、代わってマウンドに登った2番手・森福が、井口のヒットで無死3塁1塁とピンチが拡大。しかし森福は、ここから金泰均・福浦を連続三振に切って取り、続く今江を9球粘られながらも2塁ゴロ。前回登板でプロ初勝利を掴んだ森福が、緊迫した場面にも全く動じず、気迫の無失点リリーフでロッテ打線を黙らせます。
これで完全に流れに乗ったソフトバンク。ここから勝利の方程式を投入し、まずは7回を3番手・攝津が危なげなく3人で片付け、続く8回は4番手・ファルケンボーグがわずか7球で三者凡退。磐石のリレーで最少1点のリードを守ると、最終9回には守護神・馬原が登板し、2死3塁とピンチにも最後は気迫でねじ伏せ無失点。早々と先制されてしまうも中盤で試合をひっくり返したソフトバンク。先発・大隣の力投にチームの危機を救った2番手・森福、そして「SBM」の無失点リレーで、ロッテとの直接対決3連戦の最終戦を逆転勝利。V奪回への大事な意味を持つ今カード、2勝1敗で勝ち越す価値ある一勝をこの手に収めました。
先発の大隣は、6回途中までを3安打・6奪三振・1失点の力投で、7月16日以来となる嬉しい今季3勝目。また打線は2試合連続の2ケタ・10安打と好調を維持し、中でも本多・松田・多村がそれぞれ2安打。
ロッテとの首位攻防戦を制し、すぐさま単独首位の座に返り咲いたソフトバンク。明後日からはロードに出て、敵地・札幌ドームで日本ハムとの3連戦。ひとつひとつ着実に勝利を重ね、リーグ優勝を決めるその時までこのまま首位の座を守り抜いていきたいものです。

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