2010.09.05 SUN
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昨日は頼みのエース・杉内で勝利を掴めず、苦しい4連敗となったソフトバンク。今日のオリックスとの今季最終戦は必ず勝利で締めくくり、連敗ストップで悪い流れを変えたいところです。
その試合は、1回に先発の大隣が2死からオリックス中軸の後藤・カブレラ・T-岡田の3連打で1点を先制されてしまいますが、それでも打線がその大隣を援護し、直後の2回に先頭・松田のヒットなどで1死2塁のチャンスを作り、江川がセンター前へ2試合連続のタイムリー。ソフトバンク、取られてもすぐに取り返し、同点に追いつきます。
すると大隣は2回以降・徐々に本来のピッチングを取り戻し、5回まで5安打・1失点の力投でしっかり試合を作っていきます。しかし同点のまま迎えた6回、大隣は1死2塁のピンチとなったところで、2番手・甲藤にバトンタッチ。ところがその甲藤がこのピンチを凌ぎ切れず、1死3塁1塁から山崎浩にレフト前タイムリー。長かった均衡を破られ、オリックスに1点を勝ち越されてしまいます。
それでもソフトバンクは直後の7回、先頭・松田が甘く入った変化球を完璧に捕らえると、大きな打球はそのまま左中間スタンドへ突き刺さり、自己最多を更新する第18号ソロアーチ。ソフトバンク、今度は松田の一振りでまたもすぐに試合を振り出しに戻します。
1点を争う緊迫した試合。再び追いついたソフトバンクは、7回裏を4番手・ファルケンボーグが無得点に封じ込め、8回から登板した5番手・馬原も9回までの2イニングを力で黙らせ、今季14度目の延長戦に突入します。
その延長戦は10回、先頭の代打・ペタジーニのヒットなどで1死2塁とするも、続く川崎のショートゴロで代走の2塁ランナー・福田が二三塁間で挟まれてしまいタッチアウト。これで一度はチャンスを失ってしまいますが、ここから再び打線を繋げ2死満塁の大チャンスを作ると、ここで小久保がレフトの頭上を大きく破る値千金の勝ち越し2点タイムリー2塁打。そして10回裏には6番手・攝津が登板し、最後をビシッと3人でシャットアウト。投手陣の力投と粘りの打線で食らいついたソフトバンク、最後はキャプテン・小久保の決勝タイムリーで延長戦を制し、不屈の闘志で手に汗握るオリックスとの今季最終戦を見事白星で締めくくりました。
8・9回を投げた馬原が今季5勝目を掴み、10回裏を締めた攝津が嬉しいプロ入り初セーブ。また打線は2試合連続の2ケタ・10安打を放ち、オーティズ・小久保・松田の3人が2安打・マルチヒットの活躍。
ついに連敗を「4」で止めたソフトバンク。しかし他球場では西武・ロッテがともに勝ったため、昨日に続きゲーム差は変わらず、チームは首位・西武に1.5ゲーム差の2位タイ。残り15試合、この大混戦からいち早く抜け出るべく、明後日からは楽天・日本ハムと続く今季最後のホーム6連戦。ファンの大声援とともに悲願のリーグ優勝へ、ここで一気にラストスパートをかけたいものです。

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