2010.09.07 TUE
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今シーズンも残り15試合となり、ソフトバンクは今日から楽天・日本ハムと続けて迎える今季最後のホーム6連戦。いまだ大混戦の続くパ・リーグ首位争いから一歩抜け出すべく、まずは最初の楽天3連戦の初戦で白星スタートを決めたいところです。
その試合、ソフトバンクの先発は8月17日以来の1軍マウンドとなった陽。その陽は序盤3回を、毎回ヒットを打たれながらも、力で押すピッチングで無失点。しかしその陽を援護したい打線は、楽天先発・ラズナーの前にノーヒットに抑えられ、試合は投手戦の様相を呈します。
そして4回、陽はこの回楽天の中軸をしっかり封じ込め、今日初めての三者凡退。これで流れを引き寄せると、その裏にオーティズが待望のチーム初ヒットで出塁し、小久保が四球で繋ぐと、更に相手ワイルドピッチで1死3塁2塁のチャンス。ここで多村がすくい上げた打球はグングンと伸び、そのまま左中間スタンドへ飛び込む先制の第23号3ラン。いいところで多村の一発が飛び出したソフトバンク、中軸の活躍で一気に3点の先制に成功します。
すると先制した直後の5回、陽は2死2塁1塁のピンチを招くも、ここを気迫で無失点。そして自己最長イニングに入った6回には、2者連続三振の三者凡退。集中力を切らさず、楽天打線の反撃を退けていきます。ところが続投した7回、先頭・山崎武にヒットを許すと、続く中村紀には四球を与えてしまい、無死2塁1塁。ここで陽は降板となり、ベンチは代わって2番手の甲藤をマウンドへ。その甲藤が代打・草野をセカンドライナーに打ち取るものの、続く渡辺直を四球で出してしまい、1死満塁の大ピンチ。それでもこの場面で代わった3番手・森福が、後続をダブルプレーに仕留め、ピンチ脱出。継投策が見事にはまったソフトバンク、森福の好リリーフでしっかりと3点のリードを死守します。
しかし打線は、ラズナーから5回以降ヒットを打てず、なかなか追加点を挙げることが出来ません。それでも投げては、8回を4番手・攝津が楽天・上位打線を危なげなく黙らせ、三者凡退のパーフェクトリリーフ。そして3点リードのまま迎えた9回は、守護神・馬原がしっかり無失点。多村の一発で挙げた3点を、投手陣が守り抜いたソフトバンク。まさにワンチャンスをモノにし、楽天3連戦の初戦を今季12度目の完封勝利で飾りました。
見事な完封リレーを見せた投手陣。中でも先発の陽は、7回途中を5安打・7奪三振の無失点と試合を作り、7月18日以来の今季2勝目。また守護神・馬原は、2007年以来・3年ぶりとなる30セーブ目をマークしました。
これで2連勝となり、ここから首位奪取への快進撃をスタートさせたいソフトバンク。また今日、他球場で西武が勝利したため、首位とのゲーム差は「1.5」と変わらずも、同率2位で並んでいたロッテが敗れ、そのロッテに1ゲーム差をつけ単独2位。最後まで優勝の行方が見えないパ・リーグ。ならば、まずは明日の第2戦も1勝にこだわり、チーム一丸で勝利だけを目指していきたいものです。

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