2010.09.19 SUN
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昨夜の首位・西武との直接対決3連戦の初戦。両軍・死力を尽くした4時間を超える延長戦の末に、キャプテン・小久保の劇的・サヨナラアーチで試合を決めたソフトバンク。
そして、そのサヨナラ勝利の興奮冷めやらぬうちに迎えた今日の第2戦。ひとつも落とせない大事な一戦で先発を任されたのは、前回登板で好投した大隣。しかしその大隣は立ち上がりの1回、片岡に2試合連発となる第13号・先頭打者アーチを打たれると、更に4番・フェルナンデスにもレフトスタンドへ第9号ソロ。ソフトバンク、いきなり2点を失い、今日も西武に先制を許してしまいます。
しかし直後の1回裏に、すぐさま打線が反撃開始。本多の内野安打と盗塁、そして松中の四球などで2死3塁1塁のチャンスを作り、多村がレフトスタンドへ弾丸ライナーで突き刺す第27号・逆転3ラン。好調・多村の狙い澄ました一撃で試合をひっくり返し、西武に傾いた流れをすぐに引き戻します。
ところが、このリードを何としても守り抜きたい大隣が3回、中島の第18号2ランで西武に逆転を許してしまい、この回途中で無念の降板。しかし代わった2番手・金澤が早めに西武打線の勢いを断ち切ると、直後の裏に再び打線が奮起し、本多の2打席連続の内野安打と今日2個目の盗塁などで2死3塁とし、キャプテン・小久保がレフト前へ貴重な同点タイムリー。取られてもすぐさま取り返し、試合を振り出しに戻します。
その後も勝利への執念を見せるソフトバンクは、同点に追いついた後の4回を金澤、5回を3番手・森福が無失点に抑えるナイスリリーフ。すると直後の5回裏に松中が代わったばかりの2番手・岸のストレートを豪快にフルスイングし、ライトスタンド中段へ第11号ソロ。完全復活を告げる主砲の2試合連続アーチで1点を勝ち越すと、小久保の四球と多村の内野安打でなおも1死2塁1塁のチャンスを作り、ペタジーニがレフト前へきっちりタイムリー。ソフトバンク、勝利への強い気持ちで勝ち越しに成功し、2点リードで後半を迎えます。
そして、勝負の後半戦。続投した森福がまずは6回をきっちり無失点に抑え、更に続く7回は4番手・ファルケンボーグが無死3塁1塁の大ピンチから、圧巻の3者連続三振に仕留める気迫のリリーフ。
これで安定感抜群の中継ぎ陣が西武打線の反撃を退けると、ソフトバンク・ラッキー7の攻撃で打線が大爆発。先頭・松中が気迫のヘッドスライディングで内野安打とすると、続く小久保の死球で無死2塁1塁。そこから多村・ペタジーニ・長谷川の3連続タイムリーで3点を追加し、なおも無死3塁2塁から松田の犠牲フライと田上のタイムリー2塁打で2点を追加。この回計5点を挙げる打者一巡の猛攻で、7点差と勝利を大きく引き寄せます。そして、その後の8・9回は5番手・甲藤が西武打線をシャットアウト。首位・西武との最後の3連戦、昨日に引き続き乱打戦となった今日の第2戦は、打線が16安打・11得点と今季9度目の先発全員安打で打ち勝ち、2試合連続の逆転勝利を飾りました。
2連勝で首位・西武に1.5ゲーム差まで詰め寄ったソフトバンク。投げては、金澤・森福・ファルケンボーグ・甲藤の計4人の中継ぎ陣が、強力・西武打線を4回以降・無得点に封じ込める力投。更に先発全員安打を放った打線も、2試合連続の2ケタ安打と調子は上向き。
今日も総力戦のチーム一丸の戦いで勝ち星をもぎ取り、大逆転Vの可能性を繋いだソフトバンク。そして明日は、いよいよ首位・西武との今季最終戦。ファンと気持ちをひとつに戦ってきたこの直接対決3連戦、このままの勢いで3連勝と最高の形で締めくくり、残り試合に今シーズンの全てをぶつけたいところです。

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