2010.10.16 SAT
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昨夜、先発・和田の見事な完投勝利で対戦成績を2勝1敗としたソフトバンク。いい流れのまま今日の第3戦でも白星を挙げ、日本シリーズ出場へ一気に王手をかけたいところです。
その試合は1回、先発・ホールトンがわずか7球でロッテ打線を三者凡退に封じる素晴らしい立ち上がり。するとその裏、先頭・川崎が四球で出塁し、本多の送りバントをロッテ先発・マーフィーが1塁へ悪送球エラー。更にその後、本多の盗塁などで2死3塁2塁とチャンスを広げると、多村へ投じたマーフィーの5球目が暴投となり、この間に3塁ランナー・川崎がホームイン。ソフトバンク、この回相手のミスも重なり、ノーヒットで労せず先制に成功します。
幸先良く1点のリードを貰ったホールトンは続く2回、金泰均のヒットなどで2死2塁1塁、更に3回には西岡のヒットなどで2死3塁と同点のピンチを背負ってしまうも、粘り強く踏ん張り無失点。するとここから徐々に調子を上げていき、4・5回は2イニング連続の三者凡退。低めを慎重に突く丁寧なピッチングを続け、ロッテ打線の反撃を許しません。
このホールトンの好投に応えたい打線。ところが、先頭打者が出塁し再三チャンスを作るも、あと一本がなかなか出ずに2回以降・無得点。追加点を奪えぬまま、試合はソフトバンクの1点リードで後半へ突入します。
しかし6回、ここまで好投のホールトンが今江の2塁打で今日初めて長打を許すと、サブローには四球を与えてしまい2死2塁1塁。ここでホールトンは降板となり継投に入ったソフトバンクは、2番手で森福が登板し、このピンチにも動じず後続を落ち着いて黙らせ、見事な無失点リリーフ。ところが続く7回にその森福が続投すると、清田の2塁打などで2死3塁2塁と一打逆転の大ピンチ。それでも、今度は後を継いだ3番手・攝津が力でねじ伏せ、続く西岡を2塁ゴロでピンチ脱出。これで完全にロッテの勢いを消すと、8回はそのまま続投した攝津がロッテ上位打線を7球で片付ける圧巻のピッチング。自慢の中継ぎ陣が安定感抜群の投球を見せつけ、1点のリードを死守します。
そしてそのまま迎えた9回。マウンドには守護神・馬原が登り、代打・岡田と里崎を仕留め、簡単に2死。そしてヤフードームは地鳴りのような大歓声が鳴り響き、続く金泰均を見逃し三振。1回に奪った最少の1点を、ホールトン・森福・攝津・馬原と繋ぐ4人の完封リレーで守り抜いたソフトバンク、緊迫した投手戦をモノにし、初のクライマックスシリーズ突破へ大きな1勝を手にしました。
まさに今シーズンの戦いを象徴するような鉄壁の投手陣。中でも勝負どころで光る森福の投球。更にクライマックスシリーズ・ファイナルステージ初登板となった3番手・攝津と守護神・馬原はともに無安打に封じ、登板間隔が空いたにも関わらず、流石の安定感。
これで対戦成績を3勝1敗とし、ついに日本シリーズ進出に王手をかけたソフトバンク。本拠地の大声援を背に、このまま決めてしまいたい明日の第4戦。残すはあと1勝。この1勝に全力を注ぎ、全員野球で夢の舞台へのチケットを掴み取りたいところです。

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