2021/12/24 (金)
イベント

【ファイト!九州】お世話になった監督の前でホームランを打ちたい!

ホークスが九州を元気にする活動「ファイト!九州」の活動の一環として取り組む「あなたの夢を叶えます」プロジェクト。
九州の子供たちから夢を募集してホークスが一緒に実現することで、子供たちを元気に、そして笑顔にしていきます。
今回夢の実現に挑むのは、福岡県在住の宮崎慧大くん(みやざき けいた 12歳・中学1年生)。雁ノ巣少年野球場(福岡県)で何としてもホームランを打ちたいという慧大くんの夢への挑戦をレポートします。

雁ノ巣少年野球場でホームランを打ちたい

~叶えたい夢~

「今年中学1年になりました。昨年コロナ禍の影響で少年野球での大会、リーグ戦などが立て続けに中止になりました。僕の夢は雁ノ巣少年球場で柵越えのホームランを打つ事です。コロナ禍に少年野球の監督との約束で毎日素振りやトレーニングをしてきました。僕は野球のセンスはありません。でも監督は僕に熱心にバッティング指導をしてくれました。僕に野球の楽しさを教えてくれました。卒業までに柵越えのホームランを打つと約束したけどその約束を果たせないまま卒部になりました。どうしても監督に僕のホームランを見てもらいたいんです。中学のチームへ行っても心残りです。お願いします。夢を叶えさせてください。」
柵越えのホームランを目指して監督と一生懸命練習した成果を出せる場もないまま、少年野球卒部を迎えてしまった慧太くん。コロナ禍で仕方がなかったとはいえ毎日頑張ってきた努力を考えると、なんとしても舞台を用意したいという想いにかられます。夢の後押しをできるよう、ホークスが精一杯のサポートをさせていただきます!

夢を後押ししてくれるのは!?

慧大くんを応援するために立ち上がったのは、今年プロ通算300本塁打を達成した松田宣浩選手!オフシーズンになり、マンツーマンでバッティング指導を受ける夢の時間が実現しました。「右足でしっかり蹴ること。腰をしっかり回すこと。スイングの後片手を放して前さばきを大きくする練習をすると飛距離を伸ばすパワーになるよ!」「いいね、いいね!絶対ホームラン打てるよ!」指導を受けて慧太くんの放つ打球に力強さが出ていくと、松田選手の指導もどんどん熱を帯びていきます。
そして、打撃指導のほかにも松田選手ならではのアドバイスも。ホームランを打つために必要なのは技術だけではなく、熱い気持ちも必要。松田選手直々に「熱男」ポーズを教わり、メンタルの強化にも励みました。始めはか細い声しか出せなかった慧太くんも松田選手から「腹から声を出せ!」と檄を飛ばされると、最後には渾身の熱男を披露。
技術指導と熱い気持ちのエールを受けて、いざ本番へと臨みます。

本番の舞台は思い出の雁ノ巣少年野球場!

松田選手の教えを体に覚えこませるよう自主練習を繰り返し、後日開催された雁ノ巣球場でのホームランチャレンジ。 チームを卒部した今でも一緒に練習に付き合ってくれているという長濱一平監督を会場にお呼びして一緒に柵越えのホームランを目指します!

300球にもおよぶチャレンジ。結果は…?

左翼フェンスまでの距離は70メートル。バッティングピッチャーを務めてくれた長濱監督の力投に応えるように フルスイングを続ける慧大くん。
力のない打球を打つと長濱監督に檄を飛ばされながら、時折自分に渇を入れる声出しをして気合を入れながら、ひたすらボールを打ち込みます。
約2時間、300球にも及ぶ挑戦。
何とかして打ちたい想いとは裏腹に、残念ながらこの日柵越えの瞬間は訪れませんでした。

一日を終えて

夢へのチャレンジを終えて「悔しい…」と一言。ピッチャーとして慧大くんの気が済むまでボールを投げ続けてくれ一緒に挑戦を見守った長濱監督は「1年前よりも全然スイングがよくなっていたのでびっくりしました。これからももっと練習して中学野球の舞台でスタンドへ入れてほしいなと思います」とホームラン達成はならずも、この1年間で成長した教え子の姿を讃えていました。
残念ながら柵越えホームランとはならなかったものの、最後まで諦めずに挑戦した慧大くん。これからも松田選手の教えをもとに練習を続け「高校でも活躍できるような選手になれるよう頑張りたい!」と宣言してくれました。
慧大くんの野球人生はまだ始まったばかり。憧れのホームランを目指して、これからも夢への挑戦を続けてください!

※雁ノ巣少年野球場は小学生専用球場ですが、本企画は特別な許可を得て実施しています。

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