11月30日(水)、来季からの4軍制導入ならびにそれに伴う施策などについて、HAWKSベースボールパーク筑後にて記者会見が行われました。
会見には4軍初代監督就任が決まっている小川史4軍監督、太田宏昭代表取締役専務COO、三笠杉彦取締役GMならびに筑後市の西田正治市長が出席しました。
ホークスでは2011年シーズンより3軍制を導入。以降は特に育成選手からチームならびに球界の中心を担う選手も輩出し、今季は育成出身支配下選手が12球団最多の12名在籍するなど「育成のホークス」と称される実績を残してきました。
2023年より、さらなる若手選手育成とチーム戦力強化を目的に4軍制を導入することになりました。
今季はその準備段階として3軍活動が拡充。その中で3軍戦は140試合を組んでいました。来季は3・4軍合わせて229試合を組む予定となっています。さらに在籍選手数も今季105人だったのが、来季は122名程度となる見込みです。
選手育成環境もさらに整えて充実させていきます。コーチングスタッフに「コーディネーター」部門を配置し、1~4軍まで一貫した選手育成を推進していきます。「データサイエンス」や「ハイパフォーマンス」部門も強化。各部門が連携し、選手育成ならびにチーム強化を行っていきます。
また、若鷹寮やロッカーの改築、2024年以降はバイオメカニクスやトラッキングシステムを導入した最先端のトレーニング環境の構築も推し進めていきます。
そして、タマホーム スタジアム筑後を中心としたHAWKSベースボールパーク筑後での観戦環境やオンライン観戦、筑後地域との地域連携の歩みも、4軍制導入によって加速・拡大させていきます。
タマスタ筑後での試合開催は今季93試合でしたが、来季は2~4軍で121試合を予定。2軍戦についてはエンタメ性の強化やスタジアムグルメの充実に取り組んでいきます。そして、3・4軍戦は中学生以下のこども(自由席)が無料入場できるなど、ターゲットに合わせて興行も展開。
オンラインについては「ホークスTV」にて2・3軍戦に加えて4軍戦もタマスタ筑後開催試合については全試合中継予定で、最先端を駆使した「AI自動中継」の導入も検討されています。
さらに、新たなスポンサードスタイルとして選手・HAWKSベースボールパーク筑後を共に育成する「オフィシャル育成スポンサー」も募集し、ともに若鷹たちの成長の促進を進めていく方向です。
NPB初の4軍制導入。ホークスは「めざせ世界一!」の球団スローガンのもとで、さらに球界の最先端を突き進んでいきます。