
小川2軍監督インタビュー

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2年連続のウエスタン優勝を決めた若鷹ホークス。小川一夫二軍監督が今季の振り返り、若鷹たちの成長の手応えなどを語りました。
優勝決定当日は試合もなく、練習も休み。「試合をして決めたかった(笑)」と話すように、胴上げなどもない静かな優勝でしたが、「ファーム選手権は去年負けている。ウエスタン代表としてのメンツもあるので、今年は勝ちたい(今年の対戦相手はイースタン優勝のスワローズ)」と熱く語りました。
今シーズンは、特に野手陣がメンバーを入れ替えながらの戦いになりました。現在はファームの福元淳史選手や牧原大成選手、高田知季選手ら多くの選手が一軍を経験。一方の投手陣では5月度のファーム月間MVPに輝いた嘉弥真新也投手が一軍に定着し、二保旭投手や山中浩史投手も現在は一軍入りを果たすなど、個々の選手の成長が確かに感じられる一年となりました。
「監督3年目ですが、年を重ねるごとに選手が成長している手応えはあります。若い選手が力をつけた。ウエスタンの成績にも表れていると思います」(打率ランキングでは1位中西選手、2位福元選手、4位牧原選手。勝ち星ランキングでは山中投手が10勝で1位)
また、3年目捕手の山下斐紹選手の成長ぶりにも「チームのニーズからしても、将来のレギュラー候補にすることが今季の二軍の課題でもありました。その意味では教育や技術指導などを徹底的にやり、春先から素晴らしい成績を上げて、一時は4番打者として立役者になってくれました。一軍も経験したことで新たな課題も見つかっていますし、近い将来一軍でレギュラーになれるようさらに努力をしてほしいですね」と笑顔を浮かべました。
また、育成枠の猪本健太郎選手が14本塁打でリーグ2位と躍進。亀澤恭平選手が打率3割台をキープ。飯田優也投手も防御率2点台をマークするなど、育成選手も着実に力をつけています。「ホークスはこれまで多くの選手が育成から支配下枠を勝ち取っているので、今季はチャンスがなかった彼らも来季こそ頑張ってもらいたい」と力を込めました。
育てながら、勝つ。1つ1つの経験が若鷹たちの力になります。10月5日(土)の「ファーム日本選手権」(サンマリン宮崎)も「緊張感のある、真剣勝負の場」ととらえており、ファーム日本一をかけて未来のスター候補たちが素晴らしい戦いを見せてくれるでしょう。
※今季成績は9月25日まで
2013年9月26日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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