11月18日(月)、今年10月21日に永眠した福岡ソフトバンクホークス株式会社前代表取締役社長兼オーナー代行・福岡ソフトバンクホークスマーケティング株式会社前会長兼代表取締役社長、笠井和彦の「お別れの会」を東京、ならびに福岡にて執り行いました。
お別れの言葉を述べた孫正義ソフトバンク株式会社代表取締役社長・福岡ソフトバンクホークス球団オーナーは「僕にとって笠井さんは最大の名キャッチャーでした。力が入っているときなどは『若い人をガンガン怒っちゃいけませんよ』と。弱気になっているときには『がんがん行きましょー』と引っ張ってくれました」と涙ながらに語りかけ、王貞治球団会長も「ソフトバンクは前進してまいります。笠井さんに最高の報告が出来るよう戦い抜きます」と来季の優勝、日本一を約束しました。
福岡会場には秋山幸二監督以下、チームのコーチ、選手、スタッフ全員がキャンプ地の宮崎から一時帰福して献花を行いました。秋山監督は「本当に残念というのが一番。(笠井球団社長とは自身が)2軍監督の頃からのお付き合いで、色んな所でご一緒したり、オーナー報告なども一緒に行ってきたし、どうやって強いチームを作るか会長を交えて話し合ってきました。その中で励ましの言葉とか、相談を聞いていただいたりチームの為にいろいろとカバーして頂いて本当に助かった。日本一を1回達成したが、それ以来優勝できてない。まだまだ力不足のところがあるし、これから笠井社長のためにも強いチームを作っていきたい」と話し、「今年、僕らは本当に悔しい思いをしたし、笠井さんも悔しい想いをされているんじゃないかなと思いますし、良い報告を来年はしたいと思います」と来季の覇権奪回への思いをさらに強くしました。
2013年11月19日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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