土壇場で試合を振り出しに戻したのは、プロ6年目の苦労人の森本選手だった。1点を追う延長12回。1死満塁で代打に起用され、巨人山口投手のフルカウントからの6球目、真ん中に入ってきたスライダーを左前へ打ち返した。チェンジアップを狙うつもりでいたが、ベンチ裏で教えてもらった的場選手のひと言で狙い球を切り替えた。「的場が捕手だったら、スライダーの方が投げやすいと言っていたので」。川崎選手のサヨナラ打へとつなげてみせた。今季2度目となったお立ち台では「僕は柳瀬でも新垣でも松田でもありません。森本学(さとる)です。よく間違えられるので、よろしくお願いします」と存在をアピールした。 |
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(提供:西部日刊スポーツ新聞社) |