
CS直前!
工藤公康監督インタビュー

※iPhone/iPadにての動画視聴に時間を要しておりますので、あらかじめご了承ください
いよいよ「SMBC日興証券クライマックスシリーズ パ・ファイナルステージ」が10月14日(水)に開幕します。初戦前日の13日(火)、ホークスはヤフオクドームで全体練習を行いました。ここまで紅白戦を4試合行って調整に努めてきました。この日はフリー打撃など約2時間の軽めの練習。また、練習前には工藤公康監督がナインの前で「全部勝つ! リーグ優勝したチームの強さを見せましょう。必ずCSを勝って、日本シリーズ連覇して、ホークスの強さを日本中のファンの人に示しましょう」と訓示を行いました。
また、工藤監督がCSに向けた決意など、報道陣の質問に応えました。
――監督として初めて迎えるCSです。
「決まった瞬間は少し緊張感もありましたが、今は普通ですね」
――相手はマリーンズに決まりました。
「ピッチャーを中心に守り勝った印象ですね。シーズンと変わらない戦い方をしている印象でした」
――注意すべき点は?
「ホームランも怖い部分であるし、チャンスでいいタイムリーも出ている。リリーフもしっかり投げていましたね」
――相手は勢いもある。
「結果的に『失うものがない』という言葉になりますが、勝負なので勝ちたい気持ちは同じ。立場は互角です。我々には1勝のアドバンテージがありますが、僕自身はそれを考えずに全部勝つという思いです。大きな舞台であり、短期決戦です。緊張しない選手はいません。そこで普段の力を発揮できるか、課題といえば課題です。しっかりと勇気をもって打席に入り、マウンドに立ってほしいと思います」
――調整具合は?
「紅白戦で、選手はいろいろなシチュエーションの中で、何をしたらいいではなく何をするんだと意識を持って、擦り込んできました。ゲームの中でそれぞれがオリジナリティをだしてもいいし、チームのサインで動くときもある。大事なのは自主性を持って、積極的なプレーをすること。積極的に暴れてくれればいい」
――初戦の先発には武田翔太投手を指名しました。
「1年間ローテを守って、勝ち星も一番多かった。今年一番成長したピッチャーだと思います。大きな舞台の中で、今まで学んできたこと、経験したことを出してほしいと思います」
――リリーフ陣について。
「みんな順調だと思います。しっかり調整してくれました。紅白戦で見た中でもボールも走っていたし手ごたえを感じています」
――打線はシーズン中、中軸を固定し上位や下位は様々なパターンを用意していました。
「戦い方は変わりません」
――柳田選手について、気にする声も多いです。
「僕も気になります(笑)。最終的には練習の動きなどを見て判断しますが、守れそうならばセンターで、難しいのならばDHと考えています。スタメン? はい」
――短期決戦のポイントは?
「ミスは出ますが、ピッチャーの絡んだミスは短期決戦では大きい。コーチとも話をして練習では投内連係やカバーリングなどをしっかりとやってきたつもりです。みんなきちんと対処してくれると思います」
――投手起用、代え時などは?
「長く引っ張るかもしれないし、早めに代えるかもしれないし。第6戦を考えたうえで先発投手の使い方も考えるかもしれない。(自分が)初めてで戸惑うこともあるかもしれない。ただ、試合は生き物。何が起こるかわからないが、勇気と自信を持ってやってくれればいい結果がついてくると思います」
――攻撃のキーマンは?
「シーズン中のチャンスで4番、キャプテンの内川選手に回ることが多かった。また、中軸で還せなかった場合はポイントゲッターが7番打者でした。4番打者、7番打者に比重がかかるのではないか。とにかく短期決戦。絶対に負けないという思いで采配をとるし、シーズン中から選手も応えてくれた。のびのびと戦いやすい環境を作れるように指揮をとりたい」
――改めて決意を
「大きなことは言えないが、目標は日本シリーズ連覇。ここ(CS)で1つも負ける気はないし日本シリーズもすべて勝って、連覇を成し遂げられるよう頑張ります」
2015年10月13日掲載
田尻 耕太郎(ホークスオフィシャルメディア)
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