2024/03/04 (月)
選手 ファーム

【#若鷹リポ】初回は鹿児島からリポート!「いよいよ数字が出る競争が始まる」

3軍戦開幕!「薩摩おいどんカップ」で親子対決勃発⁉

いよいよ3軍戦が3月2日()薩摩川内の地で初戦を迎えました。今年で2回目の開催となる「薩摩おいどんカップ」は、プロ・大学・社会人野球の垣根を超えた大規模な交流戦です。ホークスが参加することについて三笠杉彦取締役GMは「遠方に赴かず九州の中で強いチームと戦える有意義な機会。同世代の大学生・社会人と試合をすることで若手選手の刺激にもなる」とその意図を語ります。

今季初実戦が始まる練習前には、小川史3軍監督は選手たちに「いよいよ数字が出る競争が始まる。自分の成績は自分しか残せない。思うような結果が出せなくても折れるな。気持ちが折れたらユニフォームを脱げ」と熱いゲキを飛ばしていました。神妙な面持ちで聞く選手たち。その後の練習にも気持ちがこもっていたようです。

さて、この日の対戦相手は法政大学。先発はプロスカウトも注目する左腕・吉鶴翔瑛投手でしたが、知る人ぞ知る、吉鶴投手の父親はホークスの吉鶴憲治3軍バッテリーコーチなんです!チームではもっぱらこの話題。吉鶴コーチも試合前の円陣では「ボコボコにしてやってくれ!」と選手たちに言っていたものの、心中どうだったんでしょうか…笑。

試合はというと、その吉鶴投手のテンポの良い投球に翻弄されたか、若鷹打線は2回無安打4三振と沈黙。投手陣も、先発・三浦瑞樹投手が4回3安打1失点の粘投を見せたものの、3番手の風間球打投手の制球が定まらず5失点…。その後打線も取り返せず悔しい敗戦となりました。明るい話題は、佐倉俠史朗選手のプロ入り初安打!どしっとした体型と雰囲気が″西郷どん″っぽい佐倉選手は、『おいどんカップ』にふさわしい活躍を見せてくれました。非公式戦ながら、手にした記念球を励みに本当のプロ初安打を目指してこれからも頑張って欲しいでごわす!

ホークスが「薩摩おいどんカップ」をとおして貢献できること

参加2日目の東京ガス戦は「薩摩川内市ピックアップゲーム」と題して川内市の協力のもとで開催されました。試合前には、地元ダンスチームのパフォーマンスやボーイズリーグ選手の始球式などで和やかな雰囲気に。そしてこの日の試合の目玉は、地元高校吹奏楽部による応援演奏!高校野球さながらの盛り上げで、ホークス選手が打席に入った際の『いざゆけ若鷹軍団』は感激モノでした。

その応援に応えたいところでしたが…、先発の前田純投手は4回を無失点と安定した投球を見せるも、2番手の赤羽蓮投手が4四死球と乱調で一挙5失点。打線も見せ場がなく、1-7で敗れました。その中でも希望を見出してくれたのがルーキーの2選手。初スタメンだった藤田悠太郎選手は、どっしり落ち着いたリードで盗塁阻止も記録。星野恒太朗投手も、球威ある直球で1イニングを三者凡退で切り抜けました。

試合後には野球教室が行われ、地元ボーイズリーグの選手たちに若鷹たちが熱血指導。比較的年が近い野球教室となり、先輩が後輩に指導しているような雰囲気でした。どちらにとっても、中身が濃く思い出に残る時間になったと思います。この野球教室開催は、川内市とおいどんカップ実行委員会の要望に応じたもの。委員長の小薗健一氏は「この大会は地域の盛り上げや野球振興の意図が大きい。その意味でホークスが参加し野球教室まで行なっていただけるのは大変ありがたいこと。また、ホークスと対戦したいという大学・社会人チームが多く、参加チーム誘致の観点でも感謝しています」とのこと。

試合は負けましたが、地域とホークスWin-Winの相互関係で成り立っている「薩摩おいどんカップ」への参加。3月9日()には日本経済大学と、10日()は慶應義塾大学との試合が予定されています(開催はともに13:00から薩摩川内市総合運動公園野球場)。次戦こそは鹿児島のファンの皆さんにいいところを見せましょう!

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