2024/05/20 (月)
選手 ファーム

【#若鷹リポ】和やかで熾烈な?若手選手のライバル関係

プロ野球には1軍試合のスタメンに名を連ねるための競争があり、ポジションごとの選手のライバル関係に注目することもファンの皆さんが楽しめる要素のひとつだと思います。筑後ファームにも当然のように、若い選手が這い上がっていくための競争やライバル関係がありますが、今回ご紹介するのは、ともに今季1年目ながらほぼ同時期にケガをしてしまい、リハビリ組からの復帰も近日中に同時と見込まれている、中澤恒貴選手とデービッド・アルモンテ選手のライバル関係です。

2人はともに内野手で、現在の主なポジションはショート。中澤選手は、昨年の育成ドラフト4巡目指名で八戸学院光星高から入団。打撃センスが高く、逆方向にも長打が打てる選手としてスカウトの目に留まりました。アルモンテ選手は、ドミニカ共和国出身。ホークスの“世界中から素質が高い若い選手を集め、ホークスの土壌で育てる”という外国人育成の取り組みに賛同して入団した1人で、高いレベルでアベレージヒッターとなれる素質を持った16歳です。
2人とも1年目のルーキーで“同じ釜の飯を食う”寮生同士。いつもほぼ同じ練習メニューをこなしていることもあって、傍で見ていても仲の良さが伝わってきます。また、入団したての若い異国間の選手がともに練習に取り組み打ち解け合うのは若い外国人選手を多く抱えるホークスの育成環境ならではかもしれません。若いうちから国際交流を持つことも、選手にとっては将来的なメリットになると思います。

ただ、仲が良い2人の間にも、同じポジションでいる限りはいずれ熾烈な競争が始まります。どちらかが別のポジションに移るのか、はたまた別の選手が参戦してくるのか、いずれにしても争いに敗れた選手はユニフォームを脱ぐ日が早まります。プロ野球選手は全員が成功できるわけではない厳しい世界ですが、チームの活性化のためにはポジション争いは必要なことです。
筑後では、今日も若い選手たちが切磋琢磨しあっています。同じ練習をしている選手はライバル関係にあり、お互い意識し合っている可能性が高いです。筑後に練習見学に来られる方も、若い選手のライバル関係にも注目して声援を送っていただけると嬉しいです。

(ファーム広報 齋藤学)

ティー打撃に励む中澤選手とアルモンテ選手。2人とも打撃のポテンシャルが高く、将来が楽しみな選手です。

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