2024/05/27 (月)
選手 ファーム

【#若鷹リポ】藤井皓哉投手に続け!熱気がうずまく、四国IL交流戦。

今シーズンも5月から福岡ソフトバンクホークス3軍と四国アイランドリーグplus(以下四国IL)との定期交流戦が始まっています。同交流戦は2011年から始まったもので、ホークスとしては3軍の実戦機会確保、四国ILとしてはNPBチームと試合をすることでの興行収入増や所属選手のモチベーションアップなどを見込んでいます。
四国IL交流戦初年度でも3軍指揮を執っていた小川史監督は、「最初ホークス3軍選手は高校卒業したての若手が多かったこともあって、四国との試合では負けてばかりだった。でも今は3軍も強くなり、相手も必死になって挑んできている。お互いにいい試合・いい経験ができているんじゃないかな」と双方にとって成長の糧になっていることを実感しているようです。

四国IL所属チームの中でホークスファンの方にとって比較的なじみがあるのは、高知ファイティングドッグス(以下高知FD)ではないでしょうか。今季も1軍で好投を続ける藤井皓哉投手が所属していた球団であり、古くからのホークスファンの方にとっては、高知と言えばダイエー時代のホークスのキャンプ地として認識されているかもしれません。
また、現在高知FDで指揮を執るのは、かつてホークスで2軍監督やコーチ・フロントスタッフを歴任した定岡智秋監督。2008年から13年に高知FDで監督を務め、今季11年振りに再度監督に就任しています。定岡監督は、「縁があってまた監督をやらせてもらっているけど、若い選手と一緒にグラウンドにいると気持ちが若返っていいね(笑)。とにかく1人でも多くNPB球団に送り出してやりたいという意気込みでやっている」そうです。ホークスの練習時も、ずっとベンチから選手を眺めている姿が印象的でした。かつて雁ノ巣で2軍選手を育ててきた身としてはやはり気になるのかもしれません。

また、高知FDの選手たちも、スタンドからホークス選手の練習を真剣な眼差しで見ていました。育成選手が多い3軍とはいえ、同世代のNPB選手の練習を見学し参考にしている様子。高知FDの永井理大統括本部長は、「選手たちもホークス戦は特別なようです。試合も目の色を変えてプレーしています。藤井投手の例もあるし、少しでもいいプレーをしてアピールしたいという思いはあるでしょう」と選手の思いを代弁します。藤井投手は、2021年にホークス3軍を相手にノーヒットノーランを達成。その年のオフにホークス入団を果たしています。藤井投手の実績は高知FDの選手たちに夢を与えているようです。
NPBトップレベルでプレーしたいという思いは、ホークスファームの選手も独立リーグ選手も同じ。試合でのガムシャラな姿勢は1軍選手にも引けを取ることはなく、プレーのひとつひとつから熱気が伝わってきます。四国ILとの交流戦はタマスタ筑後でも行われています。是非、ホークス選手だけでなく高知FDはじめ独立リーグの選手達にも声援を送り、双方の選手の成長を後押ししてください!

高知ファイティングドッグスの本拠地・高知市野球場。かつてのホークスキャンプ地でもあります。
選手同士が声と冗談で鼓舞し合う、南国土佐らしい(?)陽気な高知FDのシートノック。
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