 | 会見終了後、記念撮影に納まる左から竹内COO、王前監督、秋山新監督、笠井オーナー代行 | 王貞治前監督(68)が8日、取締役最高顧問に就任した。年内は顧問を務め、来年1月1日付で球団取締役会長に就任する。王前監督が戦闘モードに入り真っ先に目を向けたのは編成面だった。 王前監督:こういう結果になったゆえ、どうすべきか明確になった。できる限りのことをして、秋山新監督の力になれるようにしたい。相手投手、打者と勝負するより、自分と同じポジションの人と戦う方が厳しいんだという戦力補強で選手の危機感を盛り上げたい。 厳しいチーム内競争こそが再建の〝特効薬〟を強調した。近年では大村選手をFAで、多村選手をトレードで獲得した。若手育成と補強という2軸で強化を進めていたが、5年連続で優勝を逃した現実がある。王前監督は秋山新体制のため「秋山カラーを出せばいい」とした上で、強力なバックアップを誓った。来季GMの肩書は外れ、球団内外で幅広い仕事を任されるが、編成作業には積極的に関与していく姿勢だ。 |