2009/01/18 (日)

巽投手、「タツミボール」でプロの世界に挑戦

合同自主トレで2回目のブルペン入りした巽投手は、チェンジアップを投げ込む
合同自主トレで2回目のブルペン入りした巽投手は、チェンジアップを投げ込む

  ドラフト1位巽真悟投手(22=近大)が「タツミボール」で、プロの世界に挑戦する。巽投手は17日、西戸崎室内練習場(福岡市東区)の新人合同自主トレで2度目のブルペン入り。腕の振りや投球フォームを確認しながら、中腰の捕手を相手に約60球を投げたが、うち15球はチェンジアップを試投した。4分の1を割いたこの球が、巽投手のルーキーイヤーのカギを握る。「プロでも横のスライダーとチェンジアップを軸に考えています」。勝負球の1つに、大学4年時に独自で習得したチェンジアップを選択した。
  巽投手のチェンジアップの握りは通常とは異なる。メジャーでも一般的な握りは、人さし指と親指で円をつくって球を握る、通称「OKボール」。巽投手はフォークボールのように人さし指と中指で球を挟むが、親指で球を固定せずに投げる。「握りもいろいろ聞きましたけど、腕の振りが緩んだり、沈まなかったりで、最後は自分で考えて投げました」。スライダー投手の巽投手は左打者対策と、投球に緩急を付けるために、このチェンジアップをマスターしたという。「ブルペンには続けて入って、チェンジアップをしっかりものにしたいです」。1年間、ローテーションを守ることを前提に、巽投手が調整を進めている。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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