2009/02/07 (土)

巽投手、初のフリー打撃に確かな手応え

フリー打撃に登板後もブルペンに入った巽投手は、本紙評論家の加藤伸一氏に投球フォームの矯正点を話す
フリー打撃に登板後もブルペンに入った巽投手は、本紙評論家の加藤伸一氏に投球フォームの矯正点を話す

  ホークスのドラフト1位、巽真悟投手(22=近大)が6日、初めてフリー打撃に登板した。松中信彦外野手(35)と山崎勝己捕手(26)を相手に計50球を投げて安打性の当たりは7本。アーチ1本を許した松中選手にも「いい戦力になると期待している」と賛辞を贈られた。前日5日に楽天岩隈投手のフォームを取り入れて微調整した成果も見せ、目指す開幕ローテーション入りへ1歩前進した。
  「岩隈流」の成果が出た。前日5日のシャドー投球中に、田之上投手コーチから指導を受けてフォームに微調整を加えた。テークバック時に右手首が背中側に曲がっていたのをやめ、真下に伸ばすように修正。大学時代から連続写真などを見て参考にしてきた、楽天岩隈投手のような投法に変えた。「今日はバランスがすごく良かった」と手応え十分。田之上コーチも「動きにロスがなくなって、自然な感じで投げていた」と目を細めた。
  松中選手からも「同じチームでいい戦力になると期待している」と評価を受けたが真価はシート打撃や紅白戦が始まるキャンプ中盤で試される。巽投手も「今日は直球だけ。もっと実戦に(近く)なれば」と思いをはせた。「岩隈仕様」となった巽投手の開幕ローテーション入りへの道は、これからが本番となる。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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