 | 打撃投手を務めた岩崎投手 | 岩崎翔投手(19)が、開幕ローテーション入りへ猛アピールだ。8日に今キャンプ初めてのフリー打撃に登板して、川崎選手と城所選手を相手に計46球で安打性の当たりは8本。直球だけの勝負も、川崎選手を「打ちにくかった」とうならせ、城所選手のバットを折った。 直球だけの投球ながら、全46球で柵越えは1本も許さず、長打性の当たりさえなかった。1人目の川崎選手には26球を投じて安打性の当たりは5本。詰まらせる場面が数多く見られた。15日からWBC日本代表候補合宿を控える正遊撃手も「ゆったりして力感のないフォームから、ピュッと球が伸びてくる。打ちにくかった」と舌を巻いた。 打撃ケージ後方で見守った秋山監督は「真っすぐだけなら、いつでもストライクが取れないと」とした上で「(体の)バランスが良かったね」と評価した。開幕1軍やローテ入りについても「競争なんだから可能性はある。こちらの用意した段取りをクリアしてくれればね」と、紅白戦やオープン戦などでチャンスを与えて判断する方針を示した。キャンプでは「上からたたき落とす感じ」で腕を高い位置で振るフォームへと修正中だ。19歳の大器は日々進化を続け、開花の春を待つ。 |