2009/02/18 (水)

巽投手、紅白戦初登板で手痛い“洗礼”

紅白戦 2回表2死二塁、城所選手に適時打を浴びた巽投手
紅白戦 2回表2死二塁、城所選手に適時打を浴びた巽投手

 ドラフト1位、巽真悟投手(22=近大)が17日、紅白戦初登板で大炎上した。先発で3回を投げて9安打を浴び、毎回の7失点。初回いきなりの二塁打で動揺して本来の投球を見失い、手痛い“洗礼”を受けた。
 記念すべき実戦デビュー第1球が落とし穴だった。まっさらなマウンドから先頭の城所選手へ投じた135km/hの直球を右中間にはじき返され、二塁打を許した。「落ち着いていこうと思ったけど、最初の一打で流れが変わった」。ほおが引きつり、体はこわばる。柴原選手と小斉選手に適時打を浴びて初回に2失点。心の乱れから「しっかり腕が振れなかった」と本来の球威を失い、全65球で空振りを奪ったのは3球だけ。屈辱の9安打7失点に「完全に実力不足。反省点が多すぎるぐらい見つかった」と唇をかんだ。
 次回、22日の紅白戦に登板する見込み。再び失態を見せるわけにはいかない。ほろ苦い経験も、ルーキーの誰もが味わう試練。「次までにしっかり改善したい」。今度こそ、真価を発揮してみせる。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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