2009/02/20 (金)

秋山監督、巽投手に「緊急手術」を施す

ブルペンで巽投手を指導する秋山監督
ブルペンで巽投手を指導する秋山監督

 秋山幸二監督(46)が19日、ドラフト1位の巽真悟投手(22=近大)に「緊急手術」を施した。ブルペン投球中に歩み寄り、入団後初めての本格指導。「投球の流れを止めるな」「自身のイメージを大事にしろ」の2点をアドバイスした。17日の紅白戦初登板で3回9安打7失点と打ち込まれ、22日に“背水”のマウンドへ上がる右腕へ救いの手を差しのべた。
  ブルペンに足を踏み入れた秋山監督が、巽投手の後方で足を止めた。身ぶり手ぶりを交えて約10分間の直接指導。要点を2つに絞って簡潔にアドバイスを授けた。(1)「投球の流れを止めるな」左足を上げる際にフォームが一時停止してしまう点を指摘。(2)「自身のイメージを大事にしろ」西武・西口投手に似たフォームを持つ巽投手に「自分が西口に似てると思うか?」と質問。「ハイ」と返事を聞くと「じゃあ西口のビデオを見た方がいい。自分のイメージをつくることが大事」と助言した。
  充実の75球を投げ終えた巽投手は「監督のおっしゃる通り。躍動感を取り戻したい」と瞳を輝かせた。秋山監督は「ちょっとヘタってたからね。もうちょっとピュッと投げられればいい」と独特の表現で変わり身を期待した。あとは黄金ルーキーが立ち直るのを待つだけだ。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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