2回表横浜1死、和田投手は佐伯選手を一ゴロに打ち取り笑顔を見せる

  和田毅投手（28）がオープン戦初登板し、横浜打線を3回パーフェクトに抑えた。2月の日本代表候補合宿中に日本ハム・ダルビッシュ投手から仕入れた新カットボール「ダルカット」を実戦で初テストし、吉村選手を内野ゴロに打ち取るなど収穫大。ゴロを打たせる新球は省エネにもつながり、完投数増も狙える。WBC日本代表落選は過去のこと。開幕投手に内定する和田投手が順調な調整をアピールした。
  「実戦で投げたのは初めてでした。バッターの反応を見られたし、収穫はありました。右打者の内角を突くのが僕の課題なので、そこを攻めていければ」。ダルカットは、ボールの縫い目が最も狭い部分に中指と人さし指をやや外寄りにかけて握る。高山投手コーチは「打者にとっては邪魔になる。余計に（打席で）考えないといけなくなる」と話し、持ち玉に加える効果は大きい。

（提供：西部日刊スポーツ新聞社）