9回裏2死、田上選手は左越えソロ本塁打を放ちナインとハイタッチ

　打撃好調の本多選手が、9試合連続安打だ。2回裏の2打席目。ロッテ大嶺投手のグラブをかすめるショートへの内野安打。7回表には中前安打を放ち、3試合連続のマルチ安打だ。「どうしたんでしょうかね。でも、今はボールを長く見られるようになってきた」と白い歯をこぼしていた。
  また田上選手が待望のオープン戦1号ソロを放った。9回2死。ロッテの守護神荻野投手の初球を「バットの先っぽで」とらえ、高い放物線で左翼席まで運んだ。「この時期は結果を残さないと振り落とされる。1本が出てよかった」。オープン戦序盤は17打席連続無安打など結果の出ない時期もあっただけに、存在感を示すひと振りで開幕1軍への道をつないだ。 小久保選手も豪快な一打を放った。6回裏の3打席目。ロッテ中郷投手の直球をとらえ、左中間フェンス直撃の二塁打だ。「打撃の状態はよくなってきた。今日はフリーのときからよかった。（15日までの）遠征中はダメだったけれど」。試合後は筋力トレーニングに汗を流すなど、シーズンへ向け調整に余念はなかった。

（提供：西部日刊スポーツ新聞社）