2009/04/20 (月)

ホークス、今季最多の12得点で最下位脱出に成功

8回表2死一、二塁、中越えへ3点本塁打を放つ小久保選手
8回表2死一、二塁、中越えへ3点本塁打を放つ小久保選手

ホークスが打線の爆発で最下位脱出に成功した。復調気配だった打線が2日連続の2ケタ12安打で、今季最多の12得点を奪い、開幕15試合目でついに初の連勝だ。同率5位だったロッテを一蹴する白星で、4カードぶりの勝ち越しも決めた。秋山ホークスに上昇ムードが漂い始めた。
締めの豪快な1発が、秋山ホークスの完全復調を物語っていた。8回表。4番小久保裕紀選手が2号3ランをバックスクリーンにたたき込んだ。これで得点は、今季初めて2ケタとなる「12」。一塁守備にも復帰した主将がジョークを交え、振り返った。「本塁打はおまけみたいなもの。でも、井口に飛距離負けているなあ。まだまだウエートせなあかん」。前日18日に元同僚の井口選手が放った130m弾を持ち出すあたりにプライドをのぞかせたが、それも今季初の連勝という浮揚感があったからだろう。
チームは4カードぶりの勝ち越しで、最下位も脱出した。パ5球団とひと回りの対決を終え、6勝8敗1分の借金2。新助っ人ホセ・オーティズ選手の加入も決定し、まだまだビハインドを取り返す時間は十分過ぎるほどある。「これで各チームの戦力は大体分かった。これからだよ、これから」と秋山幸二監督。指揮官の言葉に力強さが戻ってきたのも、逆襲の態勢が取れた確信があるからに違いない。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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