乱打戦の中で、白星をつかんだのは神内靖投手だ。4回裏。3点差に迫られ、なおも1死二、三塁のピンチで登板。稲葉選手を直球で一邪飛に抑えると、続くスレッジ選手は空振り三振に仕留めた。5回裏は1失点したが、主導権を日本ハムに渡さず2勝目。「先発がよくないときもある。ゲームをつくらないといけない。あとは森福投手に聞いてあげてください」と同じ左腕の好投を自身のことのように喜んでいた。
田上秀則選手が今季1号を放った。2点リードの9回表1死二、三塁。日本ハム5番手谷元投手の外角高めの直球を右翼席にたたき込んだ。ダメ押し3ラン。「追い込まれたので何とかバットに当てようと思った」と初アーチを興奮気味に振り返った。開幕から不振で、打率が1割以下の日々が続いたが、ここ3戦で6安打6打点。背番号70が波にのってきた。

（提供：西部日刊スポーツ新聞社）