2009/05/04 (月)

ホークス"打"の起点はオーティズ選手

2回裏無死一塁、オーティズ選手は同点の右中間越え適時二塁打を放つ
2回裏無死一塁、オーティズ選手は同点の右中間越え適時二塁打を放つ

やはり打撃は頼もしい。ホークスの反撃のノロシはオーティズ選手が上げた。1点を先制された直後、2回裏無死一塁だった。初球のボールになる外角スライダーを我慢して見送ると、続く外角高めの直球を振り抜いた。右中間方向へ同点のタイムリー二塁打だ。
「自分の打てる球が来るまで我慢している。初球の誘い球に乗らなかった?それが(日本球界に在籍した)過去の4年間の経験さ。」
前日2日は転倒しながら悪送球を犯す守備のミスで目を引いた。が、「過去のことは戻らない。今日は今日だ」と自慢のバットが湿ることはない。6試合連続安打をマークすると、5回裏無死一塁では今度は外角スライダーに食らいつき、右中間二塁打で追加点のチャンスを広げた。3回裏には今季初の敬遠も経験。チーム14安打と打線爆発の起爆剤となったのは、紛れもなく背番号「49」だった。
4位タイ浮上。オーティズ選手の加入が、松田宣浩選手、多村仁選手と2人の主軸を故障で欠く打線に厚みを持たせたのは明らかだ。流れを引き戻した3回裏には主砲松中信彦選手が勝ち越し打。4回裏には4連打でロッテ成瀬投手をKO。オーティズ選手加入前の21試合ではチーム1試合平均8・4安打だった打線が、オーティズ選手出場後の6試合では同10・3安打。チーム得点も1試合平均3・9→5・2とスケールアップしている。「成瀬はこの前の西武戦でいい投球をしていたけれど打線がつながったね」と秋山幸二監督。指揮官が振り返った通り、1発なしで7得点したこの日のように打線のつながりが大きな武器となってきた。
オーティズ選手は本拠・ヤフードームで初めてお立ち台にも上がった。「いい状態をキープしたい」。文字通り秋山ホークスの一員となった助っ人が、5月反攻の打の主役となる。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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