2009/05/04 (月)

杉内投手がチームトップの3勝目をあげた

7回4安打2失点で3勝目をあげた杉内投手
7回4安打2失点で3勝目をあげた杉内投手

5月は負けない。ドームの外、初夏の太陽は雲に隠れたままでも、はにかんだ杉内俊哉投手の笑顔はお立ち台で輝いていた。「すごい声援で、投げていて心強かった」。地元がにぎわう博多どんたくの季節。今季最多3万4040人が見守る中、7回2失点でチームトップの3勝目。05年から続く自身の5月連勝は10に達した。
現役時代に「ミスター・メイ」と呼ばれた秋山幸二監督も「いいデータだね。そういうのが大事なんだよ。『オレの季節が来た』って思えばいい」と目を細めた。「後継者」とも言える活躍を見せる左腕のけん引に大きな期待を寄せた。
07、07年と2年連続で月間MVPに輝いている大好きな5月。黒星は06年5月28日、中日戦(ヤフードーム)が最後だ。好調の理由を問われた杉内は「寒くも暑くもない。6月だとジメジメするし、5月がいいのかな」と笑った。
03年に左手の血行障害で入院治療を受けたこともあり、気温の変化には人一倍敏感だ。肌寒い日もあった4月から毎日、半袖のTシャツ1枚で「通勤」するなど、今でも独特の感覚を持つ。初夏の風は、左腕にとって最高の栄養源になっている。
ツキも味方した。過去3試合連続で失点している「魔の2回」。先頭のロッテ・サブロー選手にソロ本塁打を許し、さらに3四球で2死満塁のピンチを迎えた。だが、右前へ抜けるかと思われた福浦の打球をセカンド森本学選手が好捕して切り抜けた。「試合を壊すパターンだった。よく守ってくれた(3回以降は)自分のピッチングができた」。
3回以降はテンポの良い投球を取り戻した。7回まで4安打、毎回の8奪三振。初黒星を喫した前回の登板後に高山郁夫投手コーチから指摘されていた、上半身の突っ込みも修正した。同コーチからも「バランスが良かった」と、合格点をもらった。
反省も忘れてはいない。7回先頭のロッテ・ランビン選手にこの日2本目のソロ本塁打を許し、登板5試合でリーグワーストの7被弾となった。お立ち台では「今年は(本塁打を)1本も打たれていない試合がない。次の試合は打たれないようにしたい」とファンに約束した。まだ完投もゼロ。目指す理想はもっと高いところにある。「1球1球を大事にして、1勝でも多く勝っていきたい」。ホークス5月反攻の主役として、チームとともに上昇気流に乗っていく。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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