4回表2死一、三塁、松中は左越えに適時二塁打を放つ

松中信彦選手が適時二塁打で通算1500安打へ王手をかけた。森本学選手の適時打で同点とした直後の4回2死一、三塁で、オリックス近藤投手の投じた外角高めの直球を左方向へ。打球はレフトの頭上を越え、1点を勝ち越した。直前の打席は2回2死満塁の好機で一ゴロに倒れていただけに「何としても打とうと思っていた」。昨季19打数4安打と抑え込まれた右腕を打ち崩し、いよいよリーチをかけた。
一気の大台到達に期待は高まったが、続く2打席は快音を残せなかった。2点ビハインドの6回には2死二塁のチャンスで投ゴロ。「今日は勝たんといかんよね。すんなりといかないといけなかった」。チームも逆転負けを喫しただけに、言葉少なに球場をあとにした。今日5日からは昨季37打数14安打(打率3割7分8厘)と相性のいい京セラドームに舞台が移る。心機一転で史上100人目となる快挙に挑む。

（提供：西部日刊スポーツ新聞社）