 | | 早期復帰を目指す松田選手は砂浜を走り込んで下半身を強化する | 頼もしい3人がいよいよ帰ってくる。まずは多村仁選手だ。右肩を痛めての戦線離脱から1ヶ月余り。この日、西戸崎室内練習場でランニングなどを行った通算127本塁打のスラッガーは「(実戦復帰は)明日からと考えている」と、8日のウエスタン・リーグ中日戦での実戦復帰を明言した。今季はオープン戦前半だけで2アーチ。松中信彦選手、小久保裕紀選手のあとを打つ6番打者として開幕前から期待が集まった。しかし、3月25日の阪神戦で右肩を負傷。2軍でのリハビリ生活を強いられたが、すでにフリー打撃では万全の状態に近く、残るは実戦勘のみ。一気に復帰への階段を駆け上がる気配を見せている。 松中選手、小久保選手の前を任される打者にも明るい兆しがある。松田宣浩選手だ。今季はチームで唯一オープン戦フル出場。将来の大砲候補として3番に固定したい首脳陣の期待に応え4本塁打を放つなど絶好調で迎えた4月3日の開幕戦に悲劇に見舞われた。一塁に帰塁の際に右手甲を骨折…。だが、つらいリハビリに耐え、今日8日に福岡市内の病院で最終検査を受ける段階まできた。結果に問題がなければ、復帰プランは加速する。 この日は西戸崎室内練習場でフリー打撃も再開。「打っても怖さはないし痛みもない」と、通常よりは遅い球ながら投手の球を打ったことに笑顔を見せた。ノックも受け、定位置の三塁から一塁への送球もこなした。「まだ8割くらい(の力)で投げている」と話すが、守備での下半身の動きなど、患部の右手甲以外は仕上がっている模様だ。 そしてもう1人、頼もしい男がいる。村松有人選手だ。6年ぶりに古巣復帰したベテランは、右太ももの違和感で2月キャンプから2軍調整。「(1軍に)上がってからは最後まで働きたい」と慎重に調整を続けてきたが、ここにきてペースが上がってきた。2軍戦では4月17日の代打での実戦復帰以降、徐々に打席数も増やし左翼の守備にもついた。11試合に出場し、打率5割2分6厘と安打を量産。3選手の1軍昇格時期については、ヤフードームでのウエスタン・リーグ阪神戦(12日)を秋山幸二監督が視察して検討する見込み。5月中の3選手昇格は濃厚だが、交流戦スタートの19日阪神戦に一斉合流する可能性もある。 30試合を消化し、借金3。苦戦するチームにとって交流戦連覇は何よりの起爆剤になる。3人の復帰秒読みは、なんとも心強い。 |