6回裏1死満塁、小久保選手の右犠飛で生還する本多選手、捕手狩野選手

ホークスのリードオフマン本多雄一選手がマルチ安打と自慢の俊足で、ひとり気を吐いた。3回に先頭打者として左前へチーム初安打。6回にも先頭打者としてセーフーティーバント（投安）で出塁した。二塁に進塁後、3番オーティズ選手の場面で三盗に成功。小久保裕紀選手の犠飛で先制のホームを踏んだ。「（三盗は）イチかバチかではなく100％のスタートを意識した。いいスタートがきれた」と足で稼いだ1点を振り返った。
守備での反省も忘れなかった。3回表無死一塁、阪神9番平野選手が投前に犠打。杉内俊哉投手が処理したが一塁ベースカバーには誰もいなかった。「あれは僕のミスです」と本多選手。2日のロッテ戦（ヤフードーム）で死球を受けた左ふくらはぎ痛により、その後4試合を欠場した。8日の復帰後、この日の試合前まで8試合で3安打。まだ本来の調子ではないが、この日は18日ぶりの2安打。12イニング3安打という貧打線の中、切り込み隊長としての責任は果たした。

（提供：西部日刊スポーツ新聞社）