先発ホールトン投手が7回2安打1失点の好投を見せた。阪神打線を4回まで無安打に封じ、5四死球を出しながらも的を絞らせなかった。4月22日の日本ハム戦以来となる白星はならなかったが、相変わらずの安定感を見せつけ「全体的に自分の投球はできた」と自身に合格点を与えた。 唯一悔やまれるのが7回2死からの被弾。伏兵狩野選手に内角の直球を左翼席へ運ばれて同点を許した。直後に味方が勝ち越して勝利投手の権利を得たが、9回に馬原孝浩投手がまたも同点に追いつかれて3勝目はおあずけ。防御率2.20と抜群の安定感を誇りながら勝ち星に恵まれない状況が続くが「後に続く投手を信じて託した結果だから仕方ない。とにかく今日は(チームが)勝ったのが何より」と笑顔で歓喜の輪に加わった。「次は自分にも勝ちがつくように、今日よりもっといい投球をしたい」。杉内俊哉投手、和田毅投手と並ぶ投手陣の柱として、次戦へ頭を切り替えた。
(提供:西部日刊スポーツ新聞社)