2009/05/25 (月)

大隣投手、交流戦無傷の6連勝を達成

ホークス先発の大隣投手
ホークス先発の大隣投手

「交流戦男」で首位キープだ。大隣憲司投手が7回0/3、10安打4失点ながら交流戦無傷の6連勝を達成した。前回13日ロッテ戦で5被弾、傷心のKOから中10日。得意の交流戦マウンドで今季2勝目をつかんだ。チームは今季2度目の4連勝で、46日ぶりの貯金1とした。
「調子は普通でしたが、コースには行ってました。いい感じで放れました」。8回途中4失点でも打線の大量援護を受け白星が転がり込んだ。交流戦は通算7試合に登板し、無傷の6連勝。不思議な勝負運は続いていた。
13日ロッテ戦でリーグワーストタイの5被弾。「肩の可動域がよくなかった」という症状を首脳陣が考慮し、さらに降雨中止によるローテ再編のおかげで、中10日と十分な調整期間をもらった。「自分の中では気持ちの問題だけでした」。悪いイメージを頭から消し、初回から5回まで連打ゼロ。走者を出しても目の前の打者だけに集中した。
ここまで6試合で12球団トップの11被弾。1勝どまり。大隣投手は「何か流れを変えたい」と自宅や遠征先のホテルでスリッパをきれいに並べ、洗面所をタオルで拭くなど、験担ぎもした。だが、最後は自分頼みだった。
大隣投手の今季2勝目で、チームは今季2度目の4連勝。4月8日以来、46日ぶりの貯金1で、交流戦首位もキープした。秋山幸二監督は「良かったなあ。雨がもってくれてよかった。2試合しかないし、カードの頭を取れたのは大きい」と曇り空の下で笑みを漏らした。今季最長ながら7回0/3と不完全燃焼だった大隣投手は「これからの課題」と浮かれはしなかった。昨年、1人で貯金4をつくった「交流戦男」の本領発揮はここからだ。

 

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(提供:西部日刊スポーツ新聞社

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