 | | 1回表、左越えに先制本塁打を放つオーティズ選手 | 秋山ホークス加入後初の「連弾」が、オーティズ選手の進化の証しだ。1回表の1打席目。直前に川崎宗則選手が併殺を食らい、無死一塁のチャンスが消滅していた。「毎打席、チームを元気づける結果を出せればと思っている。それが1打席目でできてよかった」。セ・リーグ勝ち頭の6勝をマークするヤクルト石川投手の内角カットボールを仕留め、前夜24日に続く2試合連続アーチは、値千金の先制7号ソロだ。 窮地に立ってからが違う。ボールカウントは2-2と追い込まれていた。打率2割8分8厘だった昨年は、2ストライク後に限ると154打数28安打2本塁打で、打率はわずか1割8分2厘。それが、1球ファウルで粘った後の6球目。微妙に変化した内角球を詰まりながらとらえ、左翼ポール際へ。これで今季は2ストライク後の打率が2割5分6厘(43打数11安打1本塁打)と、飛躍的にアップ。攻め込まれても動じないO砲の技あり一打に、秋山幸二監督も「オーティズの本塁打が効いたよ。詰まったけれど、押し込んだから、切れなかったんだ」と目を細めた。 オーティズ選手は「勝利のために全力でプレーする」と常々口にするが、言葉だけではない。8回表、四球で出塁。1死一、三塁の場面で一塁走者となった。直後、松中信彦選手の左犠飛でカットプレーとなった際に二塁を陥れる好走塁。その後得点には結びつかなかったが、集中力の高さをのぞかせた。 5試合連続安打&打点。「チームが勝っているから、最高の気分」。このオーティズ選手がチーム交流戦無敗の最大の原動力と言っても過言ではない。 |